朝霜
キンと冷えきった朝
僕らの恋に霜が降りた
いつからか冷め切った
二人の間に霜が降りた
あの時は、想像もしてなかったのに
小さなもつれから
お互いの隙間に風が走り
やがて広がっていく
どこまでかは解らない
ただ、お互いの意地が
ココロの隙間に
秋の訪れを告げ
やがて、霜が降りた
キラキラを輝いて綺麗なのに
どうしてだろう
触れた手が痛い・・・
ごめんと言ってしまえば
きっとまたあの頃のように
燃え上がるだろう
でも、それができない
どうしてだろうね・・・
不意に浮かぶ涙と笑みが
自分自身を責めていた
いつまでも日陰に残る
真っ白に染まった草花
どれだけ待てば朝日が迎えに来るのだろう
どれだけ耐えれば溶けてしまうのだろう
じれったさと
諦めが、この恋は終わったと決めつけて
懐かしい君との思い出を
携帯のメモリから
一つ一つ消していった
でも、でもね?
消えないんだよ
僕の心から
君の笑顔が消えてくれないんだよ
だから決めたんだ
もう一度抱きしめて
もう一度笑い合いたいから・・・
【ゴメン・・・】
そう君へ告げた
【ごめんなさい】
そう、小さな声で君も言った
二人の間に降りた朝霜
ゆっくりと溶けて
朝靄となって空へ帰っていく
そこにはもう暗い影がなく
あたたかな光で満ちていた・・・
byキケロw