幻蝶歌
さらりほろり
流れる涙
美しく清らかに
光り出す
ふわりほろり
飛び立つ翼
揺れ動く心はどこまでも
誰もいない教室で
ただ眺めるばかりの
夕日に伸ばす
黒い影
沈んだ空気に
暗い顔
切なさだけが心に残る
声をかけようか
迷ってばかりの
僕のこころ
ふりむいた
君の顔に息をのんだ
悲しげに笑う君
静かにすれ違っていく
動けない体の隣に
残った甘い香り
一言も言えなかった僕は
意気地なしだ・・・
ひらりふわり
舞い散る季節
君へ恋した
蝶がいます
くらりふらり
風が邪魔をします
羽を休めたいのに
離れない
あの時の美しさ
声高らかに会話する
君の笑顔
胸に焼き付いて
鼓動を軽やかにする
伝えたい
この想い
でも、留める現実
なだめる理想
複雑な弦【つる】に守られているようだ
どんなに手を伸ばしても
どうせ届かない
諦めばかりがちらついた
時間だけ過ぎる
願いだけが積もる
溢れ出すのを
ただ待つだけ
でも
きっと
言わなければ解らない
君の思いも
僕の想いも
ゆらりすらり
未来を恐れ
殻の中からでられずに
くらりころり
夢枕にて
この胸を焦がす
時のいたずらの中
再び訪れた
夕焼けの君
影に隠れたその笑顔
光の中で
見てみたい
震える声を
怯える自分を
振り切って
今、君へ・・・・
さらりほろり
流れる涙
美しく清らかに
光り出す
ふわりほろり
飛び立つ翼
揺れ動く心はどこまでも
きらりすらり
流れる涙
溢れ出す恋心
麗しく
ほろりほろり
近づく翼
共に重なり
歩き出す
新しき世界に向かって