幻想の旅人6【サブタイトル:創造】 | 梟霊のブログ

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静かに、生暖かく見守ってください

幻想の旅人6
 
 
自らの咳き込む音
寝苦しさ
暗闇にただよう孤独の恐怖
誰もいない
誰もこない密室
散らばった部屋の中で
うずくまる
それでもいつの間にか
眠りについている
 
一人・・・
僕は、暗闇のなかに浮いていた
ふわふわと、クラゲのように漂っている
その中には、苦しさがなかった
嘘のように体が軽く
どこまでも行けそうで
どんなことでもやってのける
そんな自由な力が溢れていた
何かが輝き出した
僕は、直立する
なんだろう
突然、僕の目の前に現れた光の玉
眩しいのに柔らかい
優しい
温かい
僕が、おそるおそる手を伸ばし
そっと触れた
何かが体の中を通り過ぎた
気がつくとその光の玉から
植物の初々しい芽が伸びていた
なんだろう
なんだろう・・・
どこか懐かしい感じ
僕はどこかで君にあっている
そんな感覚に包まれている
もう一度
触れようとしたそのとき
その植物が爆発的に成長を開始した
それと同時に僕の意識は
どこかに飛ばされた
 
僕は、何を見ているのだろう
それは、爆発的に成長する植物・・・
いや
樹木の根の津波
どこまでも
どこへでも広がっていく
静かに
静かなのに
激しく
濁流のように早く
暗い闇の中を
ぼんやりと輝きを放ちながら
飲み込んでいく・・・
その姿を、最先端で見ている
 
また意識が飛んだ
 
それは、どこかから星そのものを眺めているような
誰かの視点だった
柔らかな翡翠色の津波が
一面を覆い、満たそうとしている
まるで死の世界を
生きるものが包んでいくような
そんな感覚
神様にでもなったかのような
壮大な感覚
でも、とてもちっぽけで
この手で握りつぶしてしまいそうな
儚い存在
感動にも似た躍動が
僕の、瞳を熱くさせた
 
はっとした
元の場所にいる
何もなかった僕の周りには
緑の木々や花が一面に広がり
動物までも元気に走り回っている
その中にいて
泣いていた
静かに心の中に溢れてくる
この言葉にできない想いを
抱きしめながら
泣いていた
あの小さかった始まりの命
僕が戻ったときには
僕より大きく
僕よりたくましく
巨大な影を造っていた
そっと耳を幹にあてると
コポコポと水を吸い上げている
上が全く見えないのにどこまで
吸い上げているのだろう・・・
あぁ・・・
この大地に溶けていく・・・
あぁ・・・
この命の輝きに吸い込まれていく・・・
僕は、ここが夢だと知っている
でも、
この柔らかな木漏れ日が届いてくる
命の下でもう一度
安らかな眠りについた・・・
そして、
僕だけが、少しずつ
少しずつ
姿を消していった・・・
 
夢の中で見る夢は
どこかの鳥になって
この星を隅々まで旅をしていた
海と呼ばれそうな水の上をスレスレで感じ
始まりの木の大きさを見て
歌いながら
果てしなく
当て所なく
旅をしていた・・・
 
目覚めたとき
朝霧が当たりに立ち込めていた
かすかな光の中にぼんやりと浮かぶ
大きな木の影が
今だ消えない
あの躍動を
より大きく
より鮮明に
蘇らせてくれていた・・・
 
 
※ちなみにこのKOKIAの調和って曲
私が夢を見る前にきく、となぜか不思議なところへいく曲です
波長が合うのか?
不思議です。