ひとつ | 梟霊のブログ

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適当に詩をUPします。
評価に、興味なし
フクロウ大好き
きのこ大好き
山菜大好き
ハーブ大好き
とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

ひとつ
 
朝日が
夜の涙に濡れる森を
温かく抱きしめていく
ポツン・・・
ポチャン・・・
苔についていた
一粒の雫が
ゆっくりと泉へ落ちて
それぞれに波紋を光らせた・・・
 
僕はいつからここにいたのだろう
 
この星とひとつになってから
月日というものが解らなくなっていた
小鳥たちが巣作りをはじめ
子狐たちが戯れ
熊が川を夕勇勇と駆け上がる
僕は彼らの近くで見守り
彼らの始まりと終わりを見届けている
いったいいつから・・・
どれくらい・・・
解らない
判らない
気がついたらここにいて
気がついたらながめていた
この生命の営みを
 
鳥達の雛が
大きな口をあけて
食べ物をねだる姿に
微笑み
横たわる連れを受け入れられず
うろつく白鳥に涙した
そう・・・
いつの間にか僕はここにいて
僕は世界を見ていた
誰だったか
僕自身のことが思い出せない
けど・・・
ぼくはこの流れのひとつになった
それだけは
全身で理解できた
この網目のように
深く絡み合い
複雑に支えあい
単純に奪い合う
命の営みの
ひとつに・・・
始まりの一つに・・・