月下の少女 | 梟霊のブログ

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とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

月下の少女
 
静まり返る都
今は、全ての生き物が夢へと誘われる
ただ一人を除いては
 
少女は、静かな風の中に浸り
雲のない常闇を見つめる
その瞳の中に
銀色の月を浮かべ
ひたすらに
眺める
 
月は、少女に語りかけた
 
【眠れないの?】
 
少女は首を左右に振った
 
【じゃあ、悩み事?】
 
少女は、首を左右に振った
 
【僕に何かあるのかい?】
 
少女は、首を左右に振った
 
何もなく、静寂ばかりが横たわる
少女は、何気に歌いだした
細い白い糸をふわりと浮かせるかのように
 
月は、その歌声に耳を澄ます
 
ハープのような歌声は
月の影に隠れていた
星たちを次々と喜ばせた
やがて
少女の詩が終る頃には
常闇に星星が所狭しとちりばめられ
月は、その真ん中にいた
少女は言った
【君が、寂しそうだったから・・・】
月は瞳を閉じ
微かに微笑んだ
 
そして・・・・
少女が眠るまで
静かに照らし続けた・・・・