始まりの剣【つるぎ】:FF8の曲をききながら・・・
なにも無い世界に
光が生まれ
そこに
闇が影を落とした
静寂のみが存在を許され
誰もが光を見つめ
影に背を向けた
影は
光と双子だ
それなのに
光のみが
愛された
影は、嫉妬する
どこまでも悲しみ
雲を呼び
雷【イカヅチ】を叫びに
豪雨を怒りに
大地を飲みこんだ
光は、そんな影を哀れんだ
光は諭【さと】す
影が強ければ強いほど
光もまた強く見えるのだと
光が強ければ強いほど
影もまたはっきりと見えてしまうのだと
だが
影は、最早聞く耳を持たなかった
光は悲しんだ
いつまでも悲しんだ
人々を苦しめる影
光は、自らのナミダを
剣【つるぎ】に変えた
それは美しい輝きを持ち
命を奪う重さを持っていた
光は、影を貫いた
もがき苦しむ影
だが、それもひとつの間のこと
それを追って光も自らを貫いた
重なるように眠る・・・・
やがて二人は霧となり
この世界全てを覆った
ただ、剣のみを大地に残して・・・