迷走:幼子へ死の導きを【※デ●ノート曲と一緒にお読み下さい。】
知らない声が聞こえた
誰もいない家の中で
知らない女の人の声が耳元で聞こえた
僕は、車のおもちゃを止め
お母さんが来るはずの玄関を覗いた
夕焼けで燃える僕の背中から
黒い煙が下に伸びている
なんだか・・・
扉が笑って見えた・・・・
僕は、怖かった。怖くなった。
僕の心臓は、表に出たがって
胸を強く叩く、強く、つよく、ツヨク!
逃げ出したいといっている!
それは、次第に早く、強くなる
僕はそれを両手で押さえつけた。
部屋の隅々が、ゆっくりとじりじりと迫ってくる
鏡が・・・テーブルが・・・床が・・・蠢く!!
空気が、冷たい。寒い。
体が動かない
声が・・・でない・・・
冷たい汗が一つ一つ落ちる
それしか見えない。
僕は、僕は震えているの?
暗くなる部屋で僕は蹲った。
同じく、空間に重い音がゴトンと響いた
お母さん・・・お母さん・・・お母さん・・・
【怖いよ・・・】
紫色の空を望む小さな部屋
二枚の大きな窓を挟み
その小さな丸い影は
二度と動くことは無く
暗がりに取り残されていった
【ねぇ・・・?僕の背中には何がいるの?お母さん・・・重たいよ・・・】
後書き:これは、私が小さいときに経験した恐怖体験を元に、死んだことを想定して作った詩?です。はっきり言って今でも、怖いです。何が自分のみに起こったのかこの歳になっても謎のままです。