ご報告 | THE OWL GENE LURES

THE OWL GENE LURES

ハンドメイドルアー
岡山ガレージブランド
オウルジーンズ

釣りや道具や作者カワニシのブログ

書き始めたら、

久しぶりの長い文章となってしまいましたが…


オウルジーンズから

大切なお知らせと


どうでもいいようなワタシの話です。









今まで、

オウルジーンズで作ったサンプルルアーなどを使い、実釣テストなどでお手伝いをしてもらっていた


当ブログでもおなじみのシングー。



彼は今後、サンプル実釣テストなどにおいての

お手伝いメンバーから離脱することとなりましたので

ご報告させていただきます。







いままでお手伝いをしてくれたシングーですが、

生活や仕事、オウルジーンズのお手伝いの傍ら、現在 彼は自作のルアーを製作し

販売を目標に準備をしています。



この先も

一緒に物作りを出来たらと思っていましたが、


多かれ少なかれ、

さすがに

他のルアーを制作している作者にサンプルや試作品を投げてもらって、それで出来上がるルアーをオウルジーンズのルアーとしては出せない。



…という大きな理由に加え、




販売を始めるということは、

シングー製作のルアーにも

遅かれ早かれファンやユーザーが増えることになるでしょう

その方々にとっても

作者であるシングーが

他のブランドのルアーサンプルを投げて

お手伝いをしているなんて

やはりおかしな話でしょう



そんなシングーの自作ルアー販売の準備も

シーズンインと共に進んでおり



うちのお手伝いをしてもらっていることが

彼や、この先の彼のルアーのファンにとって「重荷」にもなりかねないと判断し

残念ではありますが、


オウルジーンズのモノ作りのメンバーから

離脱という選択となりました。








モノ作りへは携わらないとはいえ、

今後も変わらず地元勢。


この先もこのブログに登場することもあるかと思います!



今後のシングーの活躍を応援しながら

これまでのお手伝いに感謝します。




簡単ではありますが区切りとして

ご報告とさせていただきます。









オウルジーンズは正式名を

「THE OWL GENE  LURES」

としています。


ブラックバスルアーのハンドメイド

ガレージブランドとして

岡山県の片田舎に工房を構え、

副業や二足わらじではなく

個人事業として

細々ですが屋号一本で運営しています。



旗揚げ当初は「オウルジーンルアーズ」としてスタートし、ブランド名にある「THE」という表記、これは途中で付け足すように生まれた正式名称となります。



技術も環境もままならない、時期尚早にルアーブランドを立ち上げた無謀なワタシは

製作していく中で、当初の予想を遥かに超える数多くの方々に助けてもらい、支えてもらいました。


しかしルアーという、生活必需品ではない

いわゆるサブカルチャーの製品を作る上で、周りの人が増えれば増えるほど、それぞれに想いやこだわりがあり、来る者もいれば、去るものもいて…

それは本来の魚釣りとは関係のないところでワタシの精神的な所に影響を与え

出会いや別れを繰り返しながら

オウルジーンズのルアー達は作られてきました。



そういった環境を、

ただの趣味の集まりではなく、

まるでバンドの様に例え、

釣具ブランドでは異例の

正式名称に「THE」を加えたものが

THE OWL GENE LURESという名称となったのです。

※(そのため、オウルジーンズという呼び名と

正式名称が異なるのです。)





ブランド名をバンドに例えたのは、

その時のメンバーによって、奏でるもの(作るもの)に影響や変化が出ることや

メンバーや環境の変化を、脱退や加入に例え、


釣具ブランドといえど

オウルジーンズは

ワタシ一人で出来上がっていくものではない


という考えから。



モノ作りに影響を及ぼすのは

近いところのメンバーだけではなく、

その時その時のユーザーさん、釣り師さんも含めての話。


旗揚げから現在にいたるまで

どれだけ作るものに変化があろうとも、

デモテープから、レコード、CDになろうとも

その変化に対応しながら一緒に進んできてくれる長い長いメンバーもいれば、

逆に、方向性の違いや変化を許せず、いなくなるメンバーも多くいました。



それもこれも全部を

バンドに例えてみても、

今のオウルジーンズの物作りや、

ガレージブランドとしてのやり方に繋がっているのです。



事業の開始から11年以上が経ちましたが

ワタシの考える

オウルジーンズとはそういうものです。


ワタシ一人では作れませんし

ワタシの今ある状況や環境こそが

作るものに色濃く反映されていくと思います。



この先もメンバーや環境、在り方ややり方は

仲間と共にどんどん変化していくと思います。




もしかしたら

全員脱退で

唯一変わらないメンバーであるワタシが

最後は一人ぼっちになることもあるかもしれませんね。



その時は「バンド」に例えるのはやめて

解散した「芸人」になぞり


まるでピン芸人として、改名でも考えます。




THE OWL GENE LURES




以前に比べて

誰もが物やアイデアを売ったり買ったりし易い時代ですから

こんなコンセプトや長話は

ただのウルサイ話かもしれませんね


人を巻き込んで

ブランドにしろメーカーにしろ

趣味にしろ

スタートをきるということは

どういうことなのか


 


容易くスタートはできるけど

じつは容易いことではないんです

容易い行動がたくさんの人や自分に

影響をもたらすのです

そういうことを

ワタシはオウルジーンズから

教えてもらっています。




読みにくい文章の

たかが釣具制作者の思い出長話

失礼しました。


ゴメンなさい!





そして今後とも宜しくお願い致します。