あの時のペット達は今も飼われているだろうか? | エンパス森ふくろうの独り言

エンパス森ふくろうの独り言

自分はエンパスだったんだ!と今更気がついたふくろうの独り言

昨日は1日出かけていて本が読めなかったけど、順調に物語が進んで行っているピーター・ジェイムスの“Stop Them Dead”



コロナ禍の中、友達にも遠く離れていれば家族にも会えなくなってしまった人達は、寂しさから繋がりを求めてペットを飼い始めたり、

ガーデニングを始めたりと今までやっていなかったことをやり始めました。

こちらでも保護犬や猫が保護施設からいなくなっちゃったり、ケンネルから子犬が払底してしまったりしました。

金魚や熱帯魚も東南アジアからの供給が止まったので、ペット屋さんからいなくなりました。


この話はそんな中で起こった犬泥棒騒ぎとその泥棒を止めようとして殺されてしまった家族、犬を盗まれる事件が頻発している事件がメインストーリーです。

手下に雇った生活に困窮している人間を脅し、犬を盗ませる連中がいるらしいと掴んだロイ・グレース達ですが、

ヨーロッパ全般で同じことが起こっていて単にイギリスだけの問題ではないという話になっていきます。

事件の大元は誰なのか?ペット違法売買の欧州シンジケートがいるのではないか?

1番人気はフレンチブルドッグで3000ポンドの高値がついています。日本円にして60万円くらいなのかな?

この犬種のブリーダーは一腹で結構なお金が入って来るということになりますね。



コロナが落ち着いたら、当時飼われていたペット達はどうなったのでしょう?

その後の不況で餌代が払えず路上に捨てて行ったり、熱帯魚や金魚なら川に流したりした無責任な飼い主もいたと見えて、

日本でもプレコが増えて大変だとかいうニュースを読みました。ペット屋さんで売られているのはまだ赤ちゃんだから小さくて可愛いのです。それが1年もしたら30cmを悠に超え、水槽いっぱいになってしまうのですよ❗️

それで飼いきれないからと近所の川に捨ててしまうのですが、最近の日本は暑いから熱帯と変わらず、プレコは生き延びて、

パートナーがいたら子孫を増やしていきます。よく土を掘るから田んぼの畦に穴を開けちゃったりもします。


私も同じ間違いを犯しました。とてもよく懐いていたけれど、うちの120リットル水槽では狭すぎて可哀想になり、

当時あったペット屋さんに引き取ってもらって新しい飼い主を探してもらいました。自分の無知がなせる悲劇です😢

幸いにも飼い主は翌る日にすぐ見つかったので、うちのプレコのヒロちゃんは買われて行きました。今も元気でいるかしら?

おっとりしていてズッキーニが大好きな可愛い子でした。ハイフィンなので背鰭が広がるとカッコいいんですよ❤️



人間の食費もですが、コロナ後は犬や猫の餌代も馬鹿にならないくらい値上がりしました。

人間の食べ物優先となると捨てられるのはペット達です🥲 病気や怪我をしたら獣医代は莫大になりますから、

その結果が捨て犬、捨て猫です。中には轢き殺されるのを期待してか、ハイウェイに捨てられていた犬達もいました😭 

なんてことをするんだろう‼️😡

可愛い子犬の時期を過ぎたら捨てられてしまう生後2年くらい経った大型犬たちがいつもSPCAにいます。

中には虐待を受けていた犬達もいて、人間を見たら牙を剥き出して威嚇する姿を見て泣きそうになったことがあります。

ボランティアをしようと思って行った先でのことでしたが、エンパスの私には到底出来ない役割でした。



この小説を読みながらそんなことを考えていました。

あの頃買われたペット達は今も愛されているのだろうか?そうであることを祈ります。