この間のいただきものの中にあった本は、朝井まかての「ボタニカ」
テレビジャパンが無くなる前に見ていた「らんまん」の万太郎のモデルになった、
日本の植物にちゃんと名前をつけた牧野冨太郎先生のお話です。あのドラマの場面を思い出しながら楽しく読めそうですね!
そういえばずいぶん前に買った本の中にこれがあります。
植物の名前の由来や性質について買いてあるとっても興味深い本で、植物好きなら読んでいるかも知れませんね!
文庫本なのに1000円もするという2008年出版当時は高い本でした。(ちくま文芸文庫はみんな高いけど)
これもまた読み返してみようと思います。
ところで富太郎と冨太郎、どっちが正しい漢字なんでしょうね?
もうじき読み終わりそうな「千秋」の番外編では、シェン・チアオが生涯の師匠と巡り会った日のお話や、
夢の中で再会した時のことや、(ここでも白兎が出て来ます)
年下だけど自分の方が先に入ったんだから僕が兄弟子だと言って譲らないシェン・チアオと年上の、長じて因縁の人物となるユー・アイがケンカして、仲直りするお話。2人の師匠Qi Fengge は世界一強い武芸者でしたが、こんなに優しい顔立ちの人だったようです。
そしてこれはイェン・ウーシーがXie Lingの名前を捨て、ウーシー、無師つまり師はいないと名乗るようになった時のお話。
彼は若い時からすでに恐ろしい存在だったのでした。
ミニストーリーに中にはこの2人が行き合うシーンがあります。
あの孤児を引き取りたいというイェンの申し出を断って、自分の山へ連れて行くQi師匠。
こんな過去を経てイェンはシェンとまた再会し、人生を共にするカップルになるのです。
過去の話を沢山書いた作者は、この作品を書き終えたくなかったくらい愛しているのだと思います。
それに長々と過去の話を入れて、本文の勢いを削いでしまうことはしたくなかったのかも知れませんね。
話の構成がよく出来ていて臨場感を保ったままテンポよく進んでいくのもきっとそのせいでしょう。
このところ朝晩寒くてかないません🥶
雨も多くなって、もう夏は終わりで、長い長い雨季のバンクーバーがやって来たみたいです。
せめてもう少し夏らしいお天気になってくれないかなぁ?