久々に映画館で観た日本映画はノスタルジックだった。 | エンパス森ふくろうの独り言

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自分はエンパスだったんだ!と今更気がついたふくろうの独り言

今日は異様に暖かいです。昨夜も暖かかったんですよ。夜10:30を過ぎていたのにね。




3日前、急に仲良しの女友達からメッセージがあって、


「映画を観に行かない?Eちゃんも一緒に行くって言ってるんだけど。」


うん、いいよ。何を観るの?


「ゴジラ マイナスワン」


えーゴジラぁ!😃 そういえばチラッと評判を読んだけど面白そうだったやつね。行きまーす❣️

上映は夜の8:15からなので、その前に何か食べようというわけで、仕事帰りに映画館近くで合流してくれたEちゃんも一緒に初めてアフガニスタン料理のカジュアルなお店に辿り着きました。ここが大当たり❗️

頼んだものにお茶と甘いカンパンのようなパンも付いてきて$13。最近はお茶も頼まないと来ないし、それだって$3以上取られるのにここは無料だなんて気前が良すぎて心配になります。3人で別々のものを頼んでシェア。どれも美味しい😋

お店はとてもにこにこして感じの良いおにいさん1人が切り盛りしていて、店に来るお客もウーバーイーツにも対応してました。

こういうお店こそ大いに生き残って欲しいです。また近くに来たら絶対寄ろうねと3人で話してました。


さて、やって来た映画館は地元ではちょっとカルトな映画や問題作を自主上映しているところで、

大手チェーンでは絶対上映されない作品がかかるから、昔でいうアングラ系が好きな人達に人気があります。

友達が買ってきてくれた巨大ポップコーンは紙袋にぎゅぎゅぎゅと詰め込んでありました。すごい量だ😮


シアターも満席に近くなり、私達の方がゴジラ人気にビックリです‼️

おまけに吹き替えじゃない純粋な日本映画だから英語の字幕付きなのに、これだけの人が入るってすごいことです。

映画が始まる前にいろいろなショートフィルムも上映されたのですが、その中に私と友達が若い頃に有名だった人たちが、

“Let It Be”を歌っているものがあり、うわー懐かしい人が出て来た、オリンピアンだったよねとか、

あの俳優好きだったんだよね、でも老けたなぁ!とか言ってたら、

Eちゃんが、2人ともすごくよく知ってると驚いていました。そりゃあEちゃんは私たちより20歳くらい若いんだから、

知らなくて当たり前ですよ。30〜40年くらい前に有名だった人達なんだもん。あなたは赤ちゃんだったんだよ🤣



さてさて、夏休み東宝マンガ祭り以来、怪獣映画を映画館で観たことなんてなかったノスタルジックな白黒映像から始まる「ゴジラマイナスワン」は名作です!戦中から戦後の復興期の日本なのに、ゴジラがやっと復興した東京をぶっ壊しに来るのに、

ロシア(当時はもちろんソ連)と冷戦中のアメリカ軍は軍事行動と思われるからと日本人だけでなんとかしろ!になってしまったので、

本当に知恵を集め、勇気を集めてゴジラと戦うのですが、その中で「自分の戦争」がまだ終わっていなかった特攻の生き残りが、

それを終わらせるために立ち向かって行きます。


ゴジラも生まれて70年かぁ❗️Eちゃんはそもそもなぜゴジラが生まれたか知らなかったので、教えたら驚いていましたよ。

今時の若い人は知らないのかな?あれは原水爆実験反対の映画だったんだけどね。


映画の中で日本軍がいかに兵士の命を軽んじて来たか、無駄死にさせて来たかが語られます。「名誉の戦死」とされていたのも、

生きるに必要な物資が届かなかったせいで餓死と病死だったことも明かされる映画は今までなかったのではないかと思いました。

戦争をどういうものか、ちゃんと捉える若い世代が育って来た証拠みたいですね。

そして死ぬつもりで向かって行く特攻隊員にメカニックが大切なことを伝えます。

家族のもとに帰りたくても帰れなかった兵士達の写真をずっと持っていた元特攻隊員。彼は待っている人たちのところへ、

愛する家族の元へ帰らねばいけなかった。帰れなかった兵士達の代わりに。


懐かしすぎる伊福部昭さんのあのテーマにのせてゴジラ映画を観られてハッピーでした。

最後まで席に座っていたらだんだん近づいて来て、映画のクレジット最後にゴジラの大咆哮になりました。

終わったからってさっさと出ちゃったら聞けなかったすごい咆哮‼️


あの終わり方だと、次回作も作るよね?😄

自分たちが作り出したものの処理ができなくなっている人間の愚かさは、ゴジラだけじゃなくてゴミの山を見てもわかるよね?

あれを大量に海に流してるんだからゴジラでなくても怒ってる生き物達でいっぱいでしょうね。