さやの「さ」は
「沙」という字で、
「砂粒」という意味があります。
わたしの母は、
「人間一人は砂粒みたいなものかもしれないけれど、
人生を素直に受け止め、謙虚に精一杯生きる子になってほしい。
寄せては返す波に、静かに身をゆだねている砂のように、
どんな現実であっても、
その時を、その命を生きていってほしい」
という願いを込めて
名前を付けたそうです。
育児日記にちゃんと
母の想いが書いてありました
自分の名前の由来を
子どもの頃母の言葉だけで聞いた時は、
「謙虚に生きてほしい」だなんて
つまらない、と思っていました。
(お母さんゴメン 笑)
自分に子どもが生まれる前
この日記をもらって
はじめて本当の意味がわかって、
謙虚に、世界から与えられたものに
感謝しながら
ありのままに生きるのも悪くない、
むしろ自分らしく生きるあり方だな、と思って
自分の名前がもっと好きになりました。