先日、山形市で講演があり、前日に山形入りし、上山市の上山城郷土資料館で開催中の「上山藩 藤井松平氏の系譜」を見てきました。藤井松平氏は、松平長親の5男利長にはじまる家で、三河国碧海郡藤井(愛知県安城市)を本拠にしたことからその名があります。

徳川家康の時代、利長・信一父子の活躍で知られています。利長は永禄3年(1560)5月19日の尾張丸根城攻めのとき討ち死にしています。その子孫が元禄10年(1697)に上山城の城主になったことから、以降幕末まで上山藩主として存続し、その関係史料が今回展示されていました。上山城所蔵の「信一公御高名之記并御譜代之御家来覚書」ははじめて見ました。

城下町も一部残っていて、三輪家など武家屋敷が4軒並んで残っています。

 

山形といえば私の中では、十四代・男山・出羽桜がベストスリーですが、入った店に十四代は無く、以前天童に来たときは出羽桜を呑みましたので、今回は男山にしました。

豊岡市出石町の出石城と有子山城がセットで、今回の続日本100名城に選定されたのを記念し、地元の出石まちづくり公社と山名氏城跡保存会の共催による講演会が開かれました。

以前から親交のありました保存会会長の西尾孝昌さんの依頼で、その講演会の講師をつとめてきました。前日に出石に入り、山名氏が有子山城に移る前の此隅山(このすみやま)城とその周辺を踏査し、当日は午前中、有子山城に登って午後の講演会に臨むというハードでありながら充実した日程を組んでもらいました。
「夏の暑いときに本当に有子山城に登ったの」といわれそうですが、登って、主郭や千畳敷のあたりを実際に踏査してきました。有子山城には管理用の自動車が入れる道が途中まであり、ふだんはゲートが閉じられているのですが、この日は特別に開けてもらい、西尾孝昌さんと、事務局の川見章夫さんの解説で案内していただきました。
帰り、時間が少しありましたので、1軒しか残っていない造り酒屋、出石酒造有限会社に寄ってもらい、「楽々鶴(ささづる)」を試飲し、1本いただき、早速、帰りの特急電車の中でいただきました。
昼は大好きな皿そばを堪能し、野生のコウノトリも見ることができ、暑さでバテそうになりましたが、いい2日間でした。

10月12日までの会期で特別展「戦国! 井伊直虎から直政へ」の静岡会場での展示がはじまりました。場所は静岡市の静岡県立美術館です。去る8月14日、オープニングセレモニーがあり、行ってきました。

第一章「動乱を超えて~東海の戦国大名と井伊氏~」からはじまり、第四章「遠江から近江へ~直政、彦根藩創設への道程~」まで、時代を追う形で展示されていて、わかりやすかったように思います。

直虎の署名と花押のある唯一の「蜂前神社文書」の実物は初めて見ました。ちなみに、この文書は9月10日までの前期しか実物は展示されないということです(後期は複製)。その他では「伝今川氏真像」も初めて見ました。氏真が出家したあと、晩年の肖像は写真で見たことはありましたが、若いころの氏真の画像はこれまで見たことはありませんでした。

井伊谷徳政に関する匂坂真興書状など6通が展示されていて、これも実物は初めてです。

 

9月10日(日)、同館にて、特別講演会「戦国大名今川氏と国人領主井伊氏」と題した講演会を行います。お申込み方法・詳細はこちら