第29回美濃源氏フォーラム 「土岐源氏明智光秀シンポジウム」の前日、同フォーラムの主宰者井澤康樹氏のプロデュースによる安土饗応膳の試食会に参加してきました。

天正10年(1582)5月の、織田信長による徳川家康饗応膳は詳細な史料が残っていまして、以前、安土城考古博物館の指導・監修で、「休暇村近江八幡」にて、再現料理をいただいたことがあります。

今回は料理研究家河田容英さんの指導で、岐阜県御嵩町の旅館「了山」の料理長をはじめとするスタッフの手によって、5月15日の「おちつき膳」が再現されました。

鯛・塩売貝・がざめなど文献に基づいて山海の珍味が出されました。井澤さんは、この料理を準備したのが明智光秀だということに注目し、「了山」の場所が鬼岩温泉だというのに結びつけ「鬼退治伝説 明智光秀山城料理」と名づけています。「了山」では、事前の注文があれば出してくれるとのことです。

先日、滋賀県の草津市で講演があり、1泊して、大津市の明智光秀関連史跡を訪ねてきました。主に聖衆来迎寺と西教寺で、どちらも何年か前には訪ねているのですが、最近の写真がなかったものですから、撮りに行ってきました。

聖衆来迎寺も西教寺も坂本城の城門を移築したといわれています。

以前、訪ねたときには、西教寺に光秀の妻熙子の墓があるのを知らなかったため、お参りできなかったのですが、今回はあらかじめ、場所もチェックしていたので、お参りしてきました。西教寺では「光秀史料室」という1室を設け、あの有名な供養米寄進文書の実物を展示していました。

 

草津では、以前呑んだことのある太田酒造株式会社(草津市草津)の「道灌」をいただきました。

このたび、東京堂出版から鈴木正人編『戦国古文書用語辞典』が刊行されました。依頼を受け、私が監修の任にあたっています。50音順で、「ああ 嗟呼」からはじまって、「わろびれ 悪びれ」まで、1万語を超える用語を拾っています。

冒頭の「監修にあたって」にも書きましたが、わからない用語にぶつかったとき、『日本国語大辞典』や『日葡辞書』などにあたって調べたりしますが、それでもわからない用語がいくつもあります。「用例などを例示した辞典があれば」と思っていたところで、喜んで監修の任にあたりました。役に立つ辞典に仕上がったと思っています。

なお、編者の鈴木正人(まさんど)氏は國學院大學大学院の修了で、國學院大學『久我家文書』の嘱託編纂員などをされた方です。