小早川隆景が三原城を築く前、沼田(ぬた)川沿いの新高山城を居城としていたことは以前から知っていました。新幹線で三原駅を出て少しして沼田川の鉄橋を渡るとき、手前の山が高山城で、橋を渡ったところのトンネルの上が新高山城だということは地図で確認していて、いつか行きたいと思っていました。
先日、近くで講演があったので、三原に前泊して向かったのですが、2日前の広島地方の大雪の影響で雪が残っていて、ふつうの革靴で行ったものですから滑りそうになり、途中であきらめました。
『日本城郭大系』の新高山城の項に、新高山城の城門が三原市内に移築されていると書かれていたので本町の宗光寺に向かいました。立派な山門で、いかにも城門のようにみえましたが、門の前の解説看板には、小早川時代ではなく、福島時代の門だということが書かれていて、これも残念。
本曲輪まで行けなかったため、時間に余裕ができたので、気を取り直し、「酔心(すいしん)」の醸造元に行きました。駅の観光案内所で地図をもらい、株式会社酔心山根本店に向かいました。居酒屋で「酔心」があれば必ずといってよいほど呑むお気に入りの酒ですので、どんなところで造られているのか興味がありました。お店の方の話ですと、はじめは酔心と書いて「よいごころ」と発音していたとのことでした。横山大観が「酔心」を1日2升呑んでいたという話を聞いていましたので、「それ本当ですか」と聞いたら「本当です」とのことでした。燗酒コンテスト2016年金賞の酒を買って帰りました。