今川義元の命日にあたる5月19日、今回の「今川義元公生誕五百年祭」の核となるいくつかの行事が催されました。一つは、今川義元公合同法要です。静岡市の臨済寺では、毎年、この日に法要を行っていましたが、今年は義元の胴塚のある愛知県豊川市の大聖寺からも住職ほか数名を臨済寺にお招きし、合同法要という形となりました。その挨拶でも申し上げたのですが、「はじめて、首と胴がつながり、義元公もよろこんでいるのではないか」は私の実感です。

そのあと、午後には静岡市民文化会館で今川シンポジウムが開かれました。2000人が入る大ホールですので、正直、空席ばかりだったらどうしようと心配していたのですが、主催者発表で1750人、たしかに演壇からみても空席はほとんどありませんでした。遠くからも足を運んで下さったようで、ありがとうございました。私の基調講演「とっておきの今川義元」のあと、脚本家の森下佳子さんとの対談、そして、静岡市内の小学生の子どもたちによる歌の披露、演劇もあり、最後に「今川義元公大好き宣言」が採択されました。このあと、まだ義元左文字の復元や義元の銅像などの計画があり、気を抜けませんが、一つ肩の荷がおりた感じでほっとしています。ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。