昨年5月2日に74歳で亡くなられた下山治久氏の1周忌の法要が鎌倉の東慶寺で営まれました。駆け込み寺・縁切寺として有名な東慶寺には、何度か訪れていますが、本堂に入ったのははじめてです。法要の前に奥の墓地にある天秀尼(豊臣秀頼の娘)のお墓にもお参りしました。

下山さんは私の早稲田大学大学院の1年先輩で、大学院生時代から世話になり、戦国大名後北条氏研究に取り組んだのも、下山さんの誘いがあったからでした。

ところが、昨年の葬儀の日、私はどうしてもはずせない仕事が入っていて、参列できませんでしたので、この1年、そのことがずっと重荷になっていました。

法要のあとの食事会で、加代子夫人から「献盃の発声を」といわれ、下山さんが大好きだった日本酒(しかも〆張鶴)で献盃させていただき、肩の荷が降りた気持ちになりました。下山さんの遺影を前に、数人の研究者仲間と思い出話をして、いい供養になったと思います。