富山県黒部市で講演があり、前泊して、以前から行きたかった天神山城に行ってきました。天神山城という名の城は全国にいくつもありますが、富山県魚津市の天神山城は、私にとって、「一度は行ってみたい」と思っていた城です。

ご記憶の方もあるかもしれませんが、2009年、NHKの大河ドラマ「天地人」の時代考証のとき、「是非、入れてほしい」とお願いしたシーンがありました。上杉方の対織田最前線の城だった魚津城を柴田勝家が攻めるというものです。天正10年5月、上杉景勝・直江兼続らがそれを救うため、出てきたのが天神山城です。いわゆる後詰です。

結局、信長の方が策略的には上で、織田軍が上杉の本拠春日山城を攻めるそぶりをしたため、景勝・兼続らは泣く泣く、魚津城を見捨てることになりました。そのとき、魚津城の城将12名が、自分の耳に穴をあけ、自分の名を書きつけた札をつけて自害していきました。

天神山城から魚津城がどのように見えるのかたしかめたかったのと、天神山城がどういう縄張だったかを見たくて行ったわけですが、あいにくの雨で、また、本丸は木が繁っていて見晴らしがきかず、魚津城の場所を確認することは残念ながらできませんでした。

「景勝・兼続の泣雨かもしれないな」と思いつつ、山を下りました。

 

富山で私の好きな酒は「立山」「銀盤」です。前に富山で「立山」を吞みましたので、今回は「銀盤」にしました。