テレビのコマーシャルにも流れているので、すでにご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、このたび、私の総監修で、週刊『ビジュアル 戦国王』の創刊号が発刊されました。うたい文句は「武将500人、合戦3000を網羅。戦国百科データファイル決定版」です。
「創刊にあたり」でも書きましたように、合戦と城にこだわり、武将たちの生き様を多角的に描き出そうとしています。
創刊号の売りはいくつもありますが、一つは、「大坂冬の陣図屏風」のいくつかの場面を拡大し、たとえば、休息する足軽たちの表情とか、家康本陣での首実検の場面とか、これまで見過ごされてきたような部分を切り取り、解説した点です。もう一つ、小牧・長久手の戦い関連のすべての戦いを網羅した点です。天正12年(1584)3月6日の松ヶ島城の戦いから11月15日までの戸木城の戦いに至る37の戦いを取りあげています。これまで、羽黒川の戦いとか楽田の戦いや長久手の戦いは解説されていますが、これだけ詳細なのははじめてだと思います。書店で一度、手に取ってご覧いただければ幸いです。