先日、長野県伊那市で講演があり、前から行きたいと思っていた「一夜の城」に行ってきました。天正10年(1582)の織田信長による武田攻めのとき、織田軍の先鋒をつとめた織田信忠が、武田方の高遠城を攻めるために築いた陣城といわれるものです。
場所は伊那市富県貝沼で、JR伊那市駅から高遠の方に約6キロ山に入ったところにありました。たまたま乗ったタクシーの運転手さんがそのあたりの人で、「一夜の城へ行って下さい」といっただけで通じたのはラッキーでした。詳細な地図をもって、くわしく説明しないと行けないと思っていたところ、一発で行けたので、時間の短縮にもなりました。
「そこへ行ってくれといわれたのは30年ここで運転手をやっているけど、お客さんで2人目ですよ」といわれ、私より先に行ったのは誰か、と気になりましたが……。
東西、南北、どちらも約50メートルの単郭の土塁で囲まれただけのものですが、虎口もしっかり残っていました。

伊那には造り酒屋が6軒もあるとのことで、その内の1軒の合資会社宮島酒店で1番おいしいといわれる「斬九郎」をおみやげにもらって帰ってきました。