現在執筆中の黒田官兵衛の本で、石垣原の戦いを詳しく書こうと思っていて、先日、別府で講演がありましたので、前日に現地入りし、調査してきました。

安岐城は熊谷氏(西軍)の居城で、関ケ原の戦いのとき、官兵衛が攻めています。地図をみると大分空港のすぐ近くだったので、タクシーで行きましたが、地元の運転手さんもそこに城があったことは知らなかったらしく、一緒に車を降りてついてきたくらいです。空港取り付け道路がすぐそばを通ってしまったため、遺構としてはほとんどありませんでした。

別府では、石垣原の戦い関係の場所を探して歩きました。細川軍が本陣を置いた実相寺山から、官兵衛が本陣を置いた角殿山をながめ、角殿山の一角に官兵衛の本陣跡を示す石碑がありましたが、案内板など全くなく、探すのに一苦労しました。

南立石公園の横の橋の名前が古戦場橋となっていて、その近くに古戦場碑がありました。

大友義統の陣所跡はかなり離れたところにあって行くのが大変でした。しかし、そこから正面に実相寺山と角殿山がみえ、その中間地点で戦いがくりひろげられたことがよくわかり、石垣原古戦場めぐりのスポットとしては一番いい場所かもしれないと思いました。