名古屋市の栄中日文化センターで「小和田哲男流 城の見方・楽しみ方」という講座をもっているのですが、その受講生から村木砦の資料と地図をもらい、先日、訪ねてきました。村木砦は、桶狭間合戦前の織田・今川攻防戦の舞台になったところです。私はまだ行ったことがなかったので、息子泰経との共著『【徹底的に歩く】織田信長 天下布武の足跡』(別冊太陽)では泰経が行っています。やはり、今川勢力と織田勢力がどのようなところで最初に衝突したのかをたしかめたくなり、行ってきました。

JR東海道線の大府で武豊線に乗り換え1駅、尾張森岡駅のすぐ近くにありました。城跡の一部が八剣神社の境内になっていて、その森が目印ですぐわかりました。主郭部分は、武豊線の線路と国道369号線が通り、寸断され、また、住宅地になってしまっていて残りはよくありません。

ただ、東側から少し離れて写真を撮ると、かつての高低差が感じられ、当時のイメージがわいてきました。いま埋めたてられているところがかつて衣ケ浦で、村木砦は海に突き出た岬状のところに立地していた状況がよくわかりました。

ついでに、武豊線でもう1駅足をのばし、緒川で降り、水野信元の居城だった緒川城にも行ったのですが、こちらは、土塁がわずかに残っているだけで、やや期待はずれでした。