関ケ原の戦いがあった旧暦9月15日は新暦に直すと10月21日になります。その10月21日、関ケ原町で「関ケ原合戦祭り2012」という催しがあり、その中で、「笹尾山で関ケ原を語る」と題した私の講演会が、石田三成の陣地笹尾山で開かれました。
城跡で野外講演をやったことはありますが、古戦場では初めての経験でしたが、黒田長政の本陣丸山、家康が桃配山から移した本陣の陣馬野、さらに、遠くは南宮山、松尾山が実際に見えるところで、「あの松尾山からこの方向に小早川秀秋が攻め下ってきた」というように、指差しながら臨場感ある講演ができたと思っています。
この日は、主に笹尾山での攻防戦の様子と、笹尾山の三成本陣が描かれた合戦図屏風を使いながら、屏風から得られる情報についてくわしく話をさせてもらいました。晴天だったこともあり、多くの人が訪れていて、私も、「元祖歴史系アーティスト」さくらゆきのライブや、武者行列、さらには実際の戦いの主要場面を模擬的に演ずる「合戦絵巻」を楽しませてもらいました。