現在、「読売新聞」に連載中の「戦国武将の実力」に荒木村重をとりあげたいと思い、先日、有岡城址に行ってきました。有岡城址はJR福知山線の伊丹駅のまん前にあり、以前、発掘調査中に見に行っただけで、整備されたあとの様子はまだ見ていなかったからです。
本丸部分は小さな公園となっていて、復元された石垣が6段ほど積まれ、また、発掘調査の結果出てきた礎石が表面表示されているだけで、城址として特に注目されるほどのところではありません。
ところが、有岡城址には惣構が現在でも一部残っており、今回は惣構の痕跡を探し、炎天下、4キロほど歩いてきました。一番よく残っていたところは、惣構の北の端にあたる猪名野神社の境内とその周辺で、堀の痕跡はほとんどないが、土塁状の高まりはよく残っていました。
歩き疲れたところで酒蔵に寄って一休み。伊丹ならではの組み合わせといえるでしょうか。