二人の美術家のこと | 岳紫のブログ

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二人の美術家のこと

 彼岸の入りである。最近二人の美術作家が、黄泉の世界に旅立っていられることを知った。

 その一人は画家山田健吾先生で、昨年9月11日に逝去されていることを、遺作展のDMでわかった。

 山田先生が自宅近くに、自作を展示する「ギャラリーゆい」(一宮市大和町妙興寺)を作られ、お招きを受けて見せていただいたことがある。稲沢操車場(現在は廃止されている)の作品を多く手掛けられていた。

 平成24年(2012)8月に稲沢市荻須記念美術館で、個展「稲沢操車場・古枕木絵画展」を開催され、鑑賞させていただいた。

 山田先生が郷里として愛した岐阜県加茂郡川辺に「ギャラリー山恵」を建てられていて、現在「山田健吾遺作展~懐かしき静寂」として、10月1日まで土日に開催されているというDMである。

 「ぎゃらりーゆい」はどうなっているだろう。

 

山田健吾先生(1929~2022)  やまだけんご

  日展4回入選、示現会会員、日本水彩画会会員、水彩協会委員を歴任、ギャラリーゆい・川辺町ギャラリー山恵主宰、稲彩会・水絵の会指導。

 

 

 

 もう一人は橋本弘之先生で、新聞の叙位叙勲報道で、今年(2023)8月18日に逝去されたことを知った。橋本先生は版画家で、「私の風景発足記念展」で知り合いになり、それ以降新年に素晴らしい版画の年賀状をいただいていた。

 「私の風景展」は今年第19回であった。

 

橋本弘之先生(1937~2023)

 岐阜大学卒業。版画展、全国年賀状版画コンクール入賞、日本版画院展努力賞・院友、私の風景発足記念展、ホッコの会展、稲沢市親子ふれあい造形教室・稲沢子ども芸術大学講師のほか絵画・版画教室などの講師。祖父江小学校長・祖父江町教育長を歴任。正六位瑞宝双光章。

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