一宮文学第47号
昭和44年(1969)創刊の「一宮文学」第47号が贈られてきた。同人が少なくなって執筆者は実質二人となったが、発行責任者の加藤道隆(古渡青吾)さんの心強い意志で、小冊子(20頁)ではあるが灯は継続されている。
第47号には短編だが、浅井悦若(山川一郎)さん、野田貞三(あるめら・どすと)さんの遺作を、息子さんが寄稿され掲載されている。浅井さんは農業生活を題材にした長編を掲載されていた。野田さんは「波の広がり」と題して、身近な事柄を誌的文章で執筆し掲載されていた同人であった。
「一宮文学」は、基本的には年刊である。第48号の届くことを願うものである。(岳紫のブログ3897)