ゴミ埋立処分場から光明寺公園球技場建設まで
一宮市北方町北方字東山地先の広大な木曽川堤外地(一宮市光明寺)は、桑畑・野菜畑・雑木林であった。そこを一宮市が買収してゴミ埋立処分場にした。大量の生ゴミも埋め立てられ、大量の蠅の発生やカラスの群れの飛来で、地元から市への苦情が多かったという。
埋め立て終了後は光明寺公園とされ、平成3年(1991)に愛知県植樹祭が開催された。ここに一宮市制施行70周年記念と併せて第49回国民体育大会(わかしゃち国体―平成6年・1994)のラグビーフットボール競技会場としての一宮市光明寺公園球技場建設が決まり、平成3年(1991)4月起工式ののち建設着工され、平成5年(1993)10月に竣工した。球技場のメインスタンドの大屋根は、「創造の鳥」が翼を広げ舞い上がる姿を表している。(岳紫のブログ2950)
西側から南は木曽川堤防(御囲堤)で、桜並木は国の名勝・天然記念物に指定されている。広場一帯はゴミ埋立処分場であった。画像は浅井武氏提供
現在の球技場を西北から望む 2021-9-22
平成3年(1991)に開催された愛知県植樹祭会場 浅井武氏提供
球技場起工式当日 浅井武氏提供
球技場起工式当日2 浅井武氏提供
建設工事中の球技場正面側、手前は愛知県植樹祭で植樹された若木 浅井武氏提供
現在は四阿の南は樹木が大きくなって密集状態 2021-9-22
建設工事中の球技場・メインスタンド側 浅井武氏提供
現在のメインスタンドと鳥が翼を広げた形の屋根。平成30年(2018)の台風で、メインスタンドの屋根の一部が吹き飛び破損した。翌年に修理完了。 2021-9-22