いちのみやの芸術文化第54号

いちのみやの芸術文化第54号

　「いちのみやの芸術文化」第54号（一宮市芸術文化協会）が発行された。表紙に名鉄丸栄百貨店の写真が使われている。名鉄丸栄百貨店は、名古屋鉄道・丸栄百貨店・一宮財界が出資して、昭和４４年（1969）10月に名鉄東一宮駅跡に設置された百貨店である。その後、一宮名鉄百貨店、そして名鉄百貨店一宮店と改称し、平成１２年（2000）に新一宮駅構内に新築移転した経緯がある。（跡地はマンション名鉄東一宮ハイツとなっている）

　懐かしいのは、百貨店の正面側に掲げられた垂れ幕「尾張平野のあけぼの展」である。「一宮市制50周年記念事業」として、昭和４７年（1972）１月に一宮市と毎日新聞社共催で開催し、岳紫もイベント企画に関り、展示出品は岩野見司先生（考古学者）が担当され、充実した内容のある催事であったからである。（岳紫のブログ2774）