一宮市の歴史のある古い和菓子店 | 岳紫のブログ

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一宮市の歴史のある古い和菓子店

 一宮市内で最も歴史のある和菓子店は、明治11年(1878)創業の「津島屋桃陰」のようである。文献としては明治44年(1911)発行の「一宮町案内」に、和菓子店は大門(本町1)の近江屋(廃業)と津島屋の2店舗の広告が掲載されている。

「一宮町案内」広告には、「和洋御菓子司 津島屋 桃乃00・もろこし羊羹・壽饅頭」などと載せられている。現在の和菓子の種類は当時とは全く異なり、桃花祭にちなむ「桃花おこし」「やぶさ免」や「草餅」「いちご大福」など多彩である。

いつのころからか「津島屋桃陰」として表示されており、店の女主人に尋ねてもはっきりしない。一宮に「桃陰」という絵描きさんがあり、それによるのでないかと不確定である。

 

 

 

 

 店内には古い写真とともに、妙興報恩禅寺狭間宗義老師(1926~1994)揮毫による店名の横額が掲げられている。

 のぼりが出ている「いちご大福」を買って美味しくいただいた。(岳紫のブログ2726)