惜別・小塩敏之さん

　一宮市の民間人で創造的な事業や活動を次々と打ち出し実行されて来た小塩敏之さんが、家業であった(株)文泉堂書店の業務を終了し、廃業するという通知があった時から１週間を経ずに、１５日に逝去されたと連絡が入った。誠に惜しい人を、黄泉の世界へ送ることは忍び難い。

テンマハンギング作成

テンサン街ハンギングバスケット

　小塩さんの業績は、家業関係では長年書店の経営と学校教科書の取り扱い、出版社を通じての文化講演会の開催、(協)ふるさとパワー理事長などとしてテンサン街朝市・ハンギングフラワーなどの街つくり、駅南駐車場開設などに尽力され継続実施されている。

ボランティア的文化活動には、タウン誌「シティワン」を創刊し、地域文化の情報を提供、尾張一宮文化検定協会を設立し、郷土の歴史・文化財の啓発普及活動と尾張一宮学検定試験と模擬問題集7集の発刊、一宮歩こう会を創設し、各連区ごとで定期的にウオーク会を催し、全国各地の歩こう会との交流、真清田神社～薄墨桜間のウオークを実施、東海道・中山道を歩くを先がけ実施された。

また、民間の建物「湊屋邸」の保護保存に力を注ぎ、湊屋倶楽部を立ち上げ、国の登録有形文化財の指定を実現など幅広く、文化的活動を計画・実施され、地域への貢献は計り知れないものがある。小塩さんのご冥福を祈る。（岳紫のブログ2640）

　シテイーワンＮＯ７４

　尾張一宮検定問題集１～７

　一宮歩こう会１３回記念会

　美濃路街道　起渡船場跡東　湊屋邸