田圃への水入れ「土俵入れ」
田圃への水入れは川下からと、子供のころから言い聞かされてきた。そのため田植えは、生まれ育った一宮市の西北部が一番遅かった。
名鉄電車の車窓から、一宮市と稲沢市の境界付近で、田植え準備のための田圃への水入れ範囲が、はっきりと区別されている情景を目にした。
稲沢市島では田圃に水が張られ、田植えも終わっているところがある。その上(かみ)の一宮市大和町氏永地内では、耕された田圃に一滴の水も入っていない。
稲沢市島地内
一宮市大和町氏永地内
一宮市大和町妙興寺地内の掲示板に「土俵入れ 5月19日」のポスターが掲示されているので、明日、宮田用水(支流・用水路)から大和町地内の田圃への水の流入が解禁されて、一斉に田植えが始まる模様である。
この地区では、どうして「土俵入れ」ということになっているのだろうか。