中日新聞平成遺産③ツインアーチⅠ38 | 岳紫のブログ

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平成遺産③ツインアーチⅠ38

 

 3連休の中日、良い天気に恵まれて、各地で成人式が挙行された。成人の日は明日であるが、一宮市を始め、ほとんどの地域が今日行われている。

ご成人の皆さんおめでとうございます。

(民法改正で18歳を成人とされるが、自治体では成人式の対象をどうするか、戸惑いがある。)

 

 中日新聞尾張版に「平成遺産」のシリーズが掲載され、1月10日に木曽川畔(一宮市光明寺)の「Ⅰ38タワーパーク」のシンボル「ツインアーチⅠ38」が取り上げられ、建設当時の状況が取材されまとめられている。

 記事中、当時の森市長の「138」についての考え方は、記事と異なるので敢えて再度ブログにした。中日新聞一宮総局へ掲載当日に、資料を添付して訂正のお願いをしてあるが、現段階での訂正記事は出ていない。

 ツインアーチ138(いちさんはち)の「138」は一宮(いちのみや)の語呂合わせではない。当時の一宮市長森鉐太郎氏(19091989)が、大展望塔の建設が計画されていることを聞かれ、その高さを138mにして欲しいと建設省(今の国土交通省)に陳情・懇願された。 

 

 「138m」の理由は、「1」は一宮(尾張一宮真清田神社)、「38」は門前で開かれた三八市に因むものである。市(いち)には旧丹羽・葉栗・中島・春日井四郡の人々が集まり、商品流通が活発に行われ,町の成りたち、発展の基になっている。138の高さは歴史的背景を踏まえたものである。

 

 このことは、郷土タウン誌「シティ・ワン」135号(2006-7~8)の座談会で初代一宮市博物館長岩野見司氏が述べられている。また、一宮市教育研究会編集・小学校副読本「わたくしたちの一宮」(初版)にも、記載されている。

 一宮市のシンボルタワーであることは変わらないが、森鉐太郎市長の意志は正しく伝えていかなければと思う。