陶器店の甕・土管置き場跡 | 岳紫のブログ

岳紫のブログ

ブログの説明を入力します。

木曽川畔の変貌17

陶器店の甕・土管置き場跡

木曽川大橋(現在県道・岐阜街道)のすぐ脇に、高野陶器店があった。常滑や四日市から木曽川を大舟で運ばれ、停泊・荷揚げ場所に一番近い陶器店であった。少し東に中村陶器店、宝江渡し場旧岐阜街道脇に高橋陶器店と、3つの陶器店があった。高野陶器店は昭和40年代末に廃業、高橋陶器店は移転し、中村陶器店だけが同じ場所で営業されている。昔と違って、取扱品目も変わり、商号も変わっている。陶器店を「かめや」と呼んでいた。

高野陶器店のあった場所は、新堤防の建設や道路の付け替えで、面影はなく附近は竹林化している。子どもの頃の覚えでは、この辺りから南の堤外地(遊水地帯)は、一面桑畑であった。食べ物に事欠く時代であったから、桑の実を摘んで食べ、手や口の周りを紫色にした思い出がある。




S54(1979)-8-16





2015-7-28