鮎料理の「藤の家」
名鉄本線木曽川堤駅の上流150m木曽川堤防南下(一宮市北方町北方字新堤下)に鮎料理の店があった。店は「藤の家〕と称した。ひなびた店であったが、アユ漁が解禁の初夏に始まり、木曽川の天然アユを目玉に多くの顧客があった。
「鮎の宿」とあるが、宿泊施設は聞いていなかった。「いちげんさんおことわり」があったようで、常連客(団体客)を大事にされた。
幾度かグループで訪れ、木曽川産の天然アユを賞味した。養殖アユとは違い美味しかったことは言うまでもない。大皿に盛られた多種多量の新鮮な漬物の味も逸品であった。
しかし、近年廃業されてしまった。店を切り盛りされてきた「おかみさん」の高齢化によるのであろうか。