2002年7月12日、「ベルギー8日間」の6日目の午後になります。

 昼食については別の日に書いていますので、省略しますが、とっても良かったです。あまりにも気に入ってしまったので、ベルギーに行ってブリュージュに行く、と必ずそのレストランで昼食を取っています(とはいっても2~3回程度ですけどね)。

 テーブルについたウエイターは、ロマンスグレーの渋い美中年で、こちらは英語も話せないくせに観光に来ているバカな外国人なのに、馬鹿にした様子も見せずに給仕してくれたし、結構親切でした(次に行った時には南部鉄瓶の茶器を見せてくれました)。

 とにかく美味しく大満足でしたし、清算を済ませてトイレに行っていたらカメラを席に忘れてきたらしく、それも届けてくれて、久々に感動!!(最近忘れ物をしたら届けてもらえることなんかないので)本当にいい店でした。

 昼食後、H・Yコンビとは再び別れて、買い物をしようとウィンドーショッピングをしました。

 ただ、以前行ったアイルランドとは違い、特に目的物が無かったため(アイルランドではアランセーター購入が目的でした)、なかなか買う気が起こりませんでした。

 でも、職場等への土産は必要なので、とりあえずボビンレースで作った栞を10数枚購入しました。これなら邪魔にもならないし、ベルギー特産ということで喜んでももらえるかな?

 あと、母親に言われていた「レースのベスト」も探したのですが、種類も少なくデザイン的にも気に入ったものが無かったので、今回はパス(どうせ買っても着ないしね。アランセーターだって高かったのに1回も着てなかったなあ…)。

 そんな訳で時間がだいぶ余ったため、カロリー消費も兼ねて、来る途中のバスの中で見かけた旧市街の外側近くにある風車を見に行くことにしました。

 結構距離がある上に、繁華街を過ぎると住宅地になっていたので人通りもほとんどなく、ちょっと怖かったです。

 風車自体は、「ああ、風車だね」と言った程度のもので、まあこんなものでしょうかねぇ。

 

 再び中心街に戻り、プラプラと歩いていたら、途中でMさんと偶然出会いました。

 彼女も少々疲れたとのことなので、一緒にカフェで休憩しました。

 店に入る前に雨がパラついてきましたが、「パラソルが開いているからいいよね。」とのことで、オープンカフェに陣取ってクリークビールを頼みました。

 

 そろそろベルギービールともお別れだなあと思って、何気なく持っていったベルギービールのファイルを開いていたら、ウェイターが寄ってきて「見せてくれ」と言ってきました。

 見せると1枚1枚めくって、「これはおいしい」「これはだめ」と寸評を言って来ました。そうか、今までも見せれば色々教えてくれたのかも…、と少し後悔しました。今度はドイツに行くときにも是非ファイルを作成していこう!(なんたって仲間のウェイターまで呼んで見せて、寸評していたのだから。)

 その後再び1人になって、またザンド広場へと向かいました。

 さすがに開館していたので、7階へ行ってブルージュの街を見下ろしました。鐘楼で見た時と比べると、壁があまりないのでなおさら広々と感じられました。

 

 本当はここのカフェで1杯とも思っていたのですが、雨が降っているため客が多くて、席が空きそうにもなかったので、あきらめて、ふたたびマルクト広場へと向かいました。

 向かう途中、フルーツビール(クリークとグース)と水1.5リットルを買い込んだので荷物が非常に重くなってしまいました。

 

 お店は18時までしか開いていないところが多く、さっさとチョコレートを買って、待合せの時間まで待ち合わせの場所の郵便局前で、Mさん、H・Yコンビを待ち続けました。(雨はずっと降っていて止む気配のない中、30分以上待ったかな?)

 18時半になり全員集まったので、マルクト広場のレストランに入りました。

 「食事」と言ったら奥の傍らに暖炉がる席に通されました。暖炉には火が入っていたので有難かったです。

 各自飲み物と一品を頼み、その他サラダともう一品を全員で食べることにして注文しました。

 私はワーテルゾーイにしましたが、結構量が多く、やっとのことで食べきりました。

 食事を済ませたあと、ウェイターにタクシーを呼んでもらってホテルへ帰りました。

 いよいよ明日は帰国です。