2002年7月12日、「ベルギー8日間」の6日目です。

 今日は一日中自由行動の日。さっさと出かけたかったのですが、ホテルから観光の中心である旧市街までは距離があって、タクシー利用が必須、それに日本と違って、お店もあまり早くから開店していないので、急いで行ってもあまり意味がありません。

 9時に一緒に行こうと昨日のうちにMさんとH・Yコンビと約束していたので、朝食後のんびりしていたら少々遅れてしまいました。

 それに、タクシーチケットを購入すれば、ぼったくりに合わないからということだったので、ホテルで往復購入したのですが、タクシーチケットの契約タクシーが2~3台しかなかったため、ホテルと旧市街とのピストン輸送になってしまい、結局街に着いたのは10時近くになってしまいました。旧市街への往復くらい、時間を決めてバスを出してくれてもいいのに!!

 マルクト広場でタクシーを降りた後解散し、私はまず郵便局で切手を10枚購入しました。 これで残りの切手を気にしないでエアメールが出せます。良かった…。

 その後、とにかく街を一望しようと、ザンド広場にある7階建ての建物から街が見下ろせるということなので歩いていきました。道の途中、ガイドブックに載っている「チョコレート・ライン」という店を見つけウインドウを覗いてみたところ、魚の形とか馬の首とかいろいろな形があって面白かったので、後で寄ってみようと思いました。

 ザンド広場に着いたのですが、その建物は未だ入口が開いていなくて、11時にならないと開かないようでした、残念。

 仕方がないので、再び同じ道を戻り、途中でチョコレート・ラインのチョコレートをGetし、食べながら鐘楼へと向かいました。ビールばかりかチョコレートも噂に違わず美味かったです。

 鐘楼を登る前にトイレへ。30¢。鐘楼入場料は5€。300段強の階段を登り、展望台から街を見下ろしました。

 

 

 さすがに東京と違い高い建物がないので、見晴らしが良く晴れ晴れとしましたが、根がせっかちなのと、高所恐怖症なので、あまりのんびりとせずさっさと降りました。

 途中、さすがに喉が渇いたので休憩して持参したほうじ茶で喉を潤しました。外国で飲む日本茶は美味しいです!!

 降りてから、まずは旧市街に3つある美術館のうちのグルーニング美術館へ行きました。しかし、入館して絵を見たとたん「失敗した…」と思いました。宗教画が主なので、さりげなくグロテスクさを感じてしまいました。

 宗教画には色々な意味が含まれているとのことなので、単に私の知識不足なのですが、でも私にとっては、無表情な首が転がっているし、生きたまま皮を剥いでいるし、聖人たちの瞳はあっちの世界へ行っているし、でちょっと受け付けなかったですね

 やっぱり私は飲み物と食べ物に生きるしかない!!という訳で、そこを出て「ストラッフェ・ヘンドリック」へ向かいました。

 途中、昨日の小道を通って、「チョコレート」という名のチョコレートの店へ行き、溶けると嫌なのですが昨日の試食が美味しかったので、つい少し購入してしまいました。

 特に名物のアスパラガスを模ったチョコは食べでがありました。

 店員に「この店は何度目か?」と聞かれたので「2度目」と答えたら、「あなたはツアーリーダーか」と訊かれました。

 「?」(英語の出来ないツアーリーダーなんか居るもんかァ。いたら怖いけど。)

 11時30分頃に「ストラッフェ・ヘンドリック」に到着し、ビール工場見学には見向きもしないで、ビア・カフェへ直行。セルフサービスのようなので、カウンターで「ストラッフェ・ヘンドリック」をグラスで頼み、1人でしみじみと堪能しました。あ~あアルコールが飲める身体で本当に良かったと思いました。

 その後、ちょっと酔い覚ましに近くのベギン会修道院へ行ったところ、ちょうど12時のミサが始まったので、少し厳粛な空気に浸りました。

 

 

 団体ツアーでは体験できないこういう事って結構好きです。それから少しのんびりと歩いて、H・Yコンビとのお昼の持ち合わせ場所である魚市場へ向かいました。

 H・Yコンビと合流し、念願のアスパラ料理を食べるために「ダック・ドゥ・ブルゴーニュ」へ向かいましたが、扉が閉まっていて休みのような気配。非常に残念。

 仕方がないので昨日現地ガイドの方に紹介してもらった「ドゥ・フイッセリー」という店での昼食となりました。少々高級だったようでほかに客は無く、貸しきり状態…。でも食事内容は最高でした!!

 続きは次回に回します。