甲賀の里 忍術村 ~水蜘蛛の術~ | おわらたまてんのブログ

過去記事にもありますが、また「甲賀の里忍術村 」へ行ってきました。

ちょうど一周年の「新名神」を使っていきました。

ETC時間帯割引があって、京都東ICから甲賀土山ICまで750円だったか、安いわはやいわで、とても近く感じました。



地面はすごいぬかるんでいて、靴がどろどろ。天気もどんより曇り。気温も低く、あまりレジャー向きの気候じゃありませんでしたが、人が少なくて楽しかったです。

おわらたまてんのブログ



前回は勝手に入って眺めただけで、特別面白いとは感じなかった忍者屋敷。今回は忍者さんに案内してもらいました。前回気付かなかったところにいっぱい仕掛けがあって驚き目。かなり魅了されてしまいました。解説されないとわからないです。

おわらたまてんのブログ

大人も子供もニコニコです。



そして大人気で行列ができる手裏剣道場も今回はすぐ利用できて、ドスっと手裏剣を投げてきましたが、私の手裏剣はひとつも的に当たらず。。。とーちゃんは二つ、ポックは一つ、的に当てていました。ちゅんも投げて、面白くないとわかると「オシマイ!」といって勝手にその場を離れようとしていました。


さらに忍者修行も体験。

これは、自由に体験できる課題を、あえて忍者さんと一緒に体験していくというもので、参加すると最後に巻物がもらえます。この巻物欲しさにポックがかなりのやる気で参加。

おわらたまてんのブログ


たまに泣きそうになったり、隅っこにかくれたりしながらも忍者さんに手助けしてもらいなんとか修行を続け、最後は水グモの術に挑戦。


忍者さんが

「水グモの術、挑戦する人、手を上げてください!」と聞くと、手を上げたのはポックともう1人、忍者衣装に身を包んだ男の子。小学生の低学年かなあ。


ヘタレキャラのポックがチャレンジするという事実にかなり驚きました。

「本当にやるの?ぬれたら寒いと思うけど?」

とごちゃごちゃいう私に

「何回もやるっていっているのに、とーちゃんかーちゃんがやらせてくれんだけやんか!」

と言い返すポック。


着替えはパンツも靴も全部用意してきたので、最悪でもずぶぬれになるだけだ、と思って、挑戦してもらうことにしました。(もっと最悪なパターンとして、親の着替えも必要なケースがあることに後で気付きましたが。。。)


はじめは大きい男の子が1地点から2地点へ向かいます。ポックは2地点で待機。だけど緊張のあまりにトイレに行きたくなって抜け出しました。その間に男の子が挑戦するんですが

「水が冷たいー!」「無理やー!」「足がしびれるー!」と絶叫。下半身びちゃびちゃになりながらもロープからはなれそうになりながらも、必死でがんばる姿を応援しながら、ポックには無理かも。。。と思ってしまいました。おわらたまてんのブログ

皆が応援。大声援です。大声援の中、あと数mでクリアというところに何も知らないポックが帰ってきて、最後のロープのゆれが少ない、比較的簡単なところをスイスイと男の子が進むところを見て、やはりやる気のままです。


さて、何も知らないポック、ズボンをめくって、はだしになって、足を足場に乗せますがやはり「冷たい」と。忍者さんに「これを冷たいといってたら、もうできないぞ。」といわれ、素直に我慢。さあ、ポックの水渡りがはじまりました。。。。


すいすいと進むではありませんか!思わず拍手です。周囲からも声援が。ポックもうれしそうでしたが、5m程でストップ。「足が冷たいー!」と空を見上げて叫んでいます。それでも皆に励まされ、なんとか真ん中まで到達。でもここでまた「もう無理ー!」「できないー!」とさけび、だんだんと「ギャー!」とか「キャー!」とかただの悲鳴を絶叫叫び。「戻るー!」と後ろを見て叫びますが、もう半分まで来ているポック。ロープから手が今にも離れそう。でも離したら最後、水の中です。


「前をみて!」「進んだほうがはやい!」と、本当に皆さん大声援。私も「がんばれー!」と叫び、ポック、泣くのをやめて最後、すごくがんばりました。被害はズボンがぬれただけで、無事クリア。終わったら号泣ですが、皆に拍手してもらい、私はポックのがんばりに感動してしまいましたラブラブ!しょぼん

おわらたまてんのブログ

とーちゃんに最後抱き上げてもらい、足を拭いてもらいます。

何度助けに行こうと思ってしまったことか。。。助けに行かず、ぐっとこらえて応援してよかった。せっかくがんばっていたのに写真も撮れなかった。


忍者さんにはこんな光景慣れっこのようで、淡々と

「はーい、他チャレンジしたい人いませんかー?」と。

みな苦笑して首を振り、他の男の子達も下を向いています。あんな絶叫みて、やりたいという人はいないでしょう。。。なんせ天気が悪くて空気も水も冷たい。


水グモの術、最初はロープのゆれが少ないからきっとスイスイ進むんだと思います。中央に向かうにしたがって、ロープがたわんで不安定になり、真ん中、という孤立感もあってか、きっとすごい不安になると思う。そこをさっさと抜けたら、また端に近くなって進みやすくなると思うんですが。。。。また暖かくなったら私もハーフパンツで、だけど着替えもちゃんと用意してチャレンジしてみようと思います。


最後にはちゃんと巻物をいただきました。

おわらたまてんのブログ

何故かちゅんも巻物を手に持っていました。

おわらたまてんのブログ


帰りの車内は水グモの術の話で盛り上がります。これがクリアできてなかったらどんな悲しい車内だったろうと思うと、本当にポックに感謝。

ちゅんは、帰り際に急に睡魔がやってきてものすごい不機嫌爆弾プンプン爆弾になり、とーちゃんに当り散らしてチャイルドシートにセットしてからも「プンプンとーちゃんいやプンプン!」と叫び、しばらく怒り狂っていましたが、走り出して数分するとコロっとぐぅぐぅ寝てしまいました。ポックのご褒美におやつを食べに行って、ちゅんはその間も眉間にしわを寄せながら寝てました。

おわらたまてんのブログ



1人でがんばり、やりぬく。いい経験をしました。これから先、くじけそうになったときに、親の私がつい手助けしてしまいそうになったときに、この思い出をバネにしてがんばれないかなあ。