新米駐在帯同夫さんからのメッセージへの返答 2 | 駐在夫のHappyヒモLife

駐在夫のHappyヒモLife

人生は小説よりも奇なり。
~妻の海外異動に帯同した駐在夫のお話~

皆さん、こんにちは。

海外駐在帯同夫のオワナットです。コアラ

 

前回の続きです。

 『新米駐在帯同夫さんからのメッセージへの返答 1』皆さん、こんにちは。海外駐在帯同夫のオワナットです。  先日、駐在帯同夫になられたばかりという方からメッセージをいただいたことを書きましたがその中で駐在帯同夫…リンクameblo.jp


駐在帯同夫になられたばかりという方からメッセージをいただき駐在帯同夫として発信してほしいという要望が大きく2点。

 

①アメリカでの過ごし方は?

a. 日頃どう過ごしていたか?

b. 米国就職に役に立ったことはあるか?

c. MBAやMasterへの進学についてどう思うか?

 

②帰国後のキャリアをどう考えているか?

 

今回は①.b.と①.c.で。

 

 

①アメリカでの過ごし方は?

 

  b. 米国就職に役に立ったことはあるか?

メッセージで聞かれ、思いつきませんと軽くお答えしてそれなりの時間考えてみたのですがやっぱり思いつきません。

アメリカや駐在帯同地で働き始めたという方、もし何か思いつくものあればコメントに書いていってくださいませんか?私には思いつかなくとも彼に役立つ情報を皆さんがお持ちかもしれないので。よろしくお願いいたします。

 

 

役に立ったスキルや経験、資格は思いつかないのですが強いて言うならば前職での経験はアメリカで就職活動する際にものすごく重視されていると思います。

 

 

例えば、営業からのコンサルティングファームへの転職は難しいでしょうし、コンサルティングファームからバルジ・ブラケットのIBでM&Aバンカーへの転職もほぼ不可能だと思います。財務畑の人がマーケティングに転職とかも難しいんじゃないんかなー。

 

日本だと上記のようなプロフェッショナルファームですらも年齢が若い(第二新卒枠)とか役職が下からであれば入れたりもするのですがアメリカでは前職との関連性がない業種への転職はかなり難しいかと。

 

 

チャンスがあるとすればMBA取得からの米国就職だと思います。

ただ、これも最近はVISAのサポートをしない企業が増えているのと、そもそもネイティブスピーカーほど英語ができない人間を企業側が雇うメリットが全くないので結構難しいと思います。一方で英語を現地人とあまり遜色なく使えるのであれば確率はそこそこ高いかもしれません。

→例え英語ができなくても前職で似たような経験があれば現地の方よりも優遇されるかもしれませんし、売上を引っ張ってこれそうなことを示せるのであれば、現地の方を差し置いて雇われる可能性はあると思います。

 

 

もう一つチャンスがあるとすれば日系企業の現地採用で働くことですかね。

日系企業だと日本語ができるということが有利に働く可能性が高いので。私も渡米してくる時に五大商社に勤めている友人達に現地採用について聞いたりしました。日系企業が沢山ある地域ですと探すのも簡単かもしれません。

 

 

 

最後に、これはどうしようもないのですがやはり労働市場に大きく左右されます。

ここ最近は労働市場もあまり良くなく、採用の門戸を絞っていたり、レイオフを行っている企業も多いと思うので尚更アメリカで働くのは難しいかもしれません。

 

 

 

ところでバイデンさんって在職期間中、経済成長に何か寄与した(している)のだろうか。。。。

 

  c. MBAやMasterへの進学についてどう思うか?

やりたいならやるしかないかと!

特にMasterは学問的/知的な興味だと思うのでやりたいならやるべきかと!

 

 

とはいえ、MBAでキャリアチェンジだけが目的だと社費留学ならかなりありですが私費留学だとドル円が150円ぐらいある昨今、リターン考えると結構きついのではというのが私の意見です。MBA出てもアメリカで就職できるかはわかりませんからね。

 

 

日本で働くとするとMBA後は

McKinsey, BCG, Bainのようなコンサルティングファームか

GS, MS, JP, BofAのようなIBでM&Aバンカーを狙う人が多いかと思います。ただ、業界未経験だとMBA2年修了時点で下から2番目ぐらいの役職から始まるわけです。

 

 

2年間の費用がざっくり20万ドルだとして日本円で3,000万円ぐらいですか。

30歳でMBAに受験・貯金が1,000万円ぐらいあったとしてMBA修了後は32歳。

 

 

私はIBで働いたことがないのでIBの給料はわからないですし、日本でもMBA修了初年度から年収2,000万円ぐらいあるのかもしれませんがコンサルだとまずないでしょう。

詳しく覚えてませんが下から2番目だと年収1,300万ぐらいなんですかね。手取りで900万円ぐらいで家賃・生活費などの費用を除いた後に400万円ぐらい残ったとして(ここは家族構成にも大きく依りそうですね!)単純計算で

 

3,000万円の学費 - 1,000万円の貯金 = 2,000万円の返済残額

2,000万円 ÷ 400万円 ≒ 返済にかかる期間 5年

 

ですからね。

 

もちろん5年あればパフォーマンス悪くても1回ぐらい昇進するでしょうし、それによって給料も上がるでしょうがそれでもそんなに返済期間を巻けるとは思えない。

となると37, 8歳、遅ければ39歳ぐらいでようやく返済終わりなんですよね。

(もちろん人によっては親の脛をかじりまくるのかもしれないですが。)

 

 

でMBA行かないと日本でMBBに行けないのか問題ですが東大・京大・東工大出身ぐらいであればMBAなくても経企とかの方や業界の専門性が高い方(自動車業界何でも知ってますとかオペレーションのことなら何でもわかります的な)だと履歴書は通ると思うんですよね。なのでそういった方々は本当に3,000万円支払ってキャリアチェンジのためのMBAが必要かは考えたほうが良いかもです。もちろんMBAに行っていれば確率をあげられるっていう点ではなんとなくそんな気がします。


コンサルやIBじゃなくて今流行りのPEやVCなんや!っていうのであればMBAないと入るのだいぶきついと思うので行くべきかと。(Top tierなら尚更。)

 

 

 

ただ、前回の記事にも書いたようにどうしてもやりたいのであればやった方がいいでしょうし、時間がある今、何かを目標として努力をしたいというのもあるのでしたら、挑戦してみるのも面白そうですよね。

 

また、転職ありきのMBAではなく好きな学問の追究でのMasterは個人的にもしてみたいです。私もアメリカでAerospace engineeringを学びたいなーとかとても思います。

 

 

 

まあいつもの如く、あれこれ書きましたが長い目で見るとMBAにかかる費用も大したことなかったな。となるかもしれないですし、行ったからこそ見える景色というのもあるのかもしれないので行きたい気持ちをお持ちであれば、絶対に行った方が良いかと思います!

 

 

 

 

 

 

 

 

読んでいただきありがとうございます!!