ひるのひとりごと

今日
居間でころんと
転がっていたら

なんとなく
揺れてる

地震ではないけど
なんかカラダが
ゆらゆらと揺れる感覚が
横になると感じたの

なんだろう?

しばらくしてから

また
ころんと転がってみたら


やっぱり
揺れてる

2回目は
これは
カラダの振動だと
気付けた

心臓の鼓動
からくる
カラダの振動

ころんと寝転がって
カラダの位置こそ動かないけど

その間も
わたしのカラダの中の
内臓たちはフル活動

小さな動きを続けてる

揺らして
ゆらゆら
振動させると
カラダはゆるんで
隙間が出来て
毎日の生活の中で出来る
ぎゅっと詰まる部分
バランスが偏る部分を
元に戻ることができる
わたしは思ってる

わたしが
ころんと転がってるだけでも
カラダは
また動くための準備を始めてる

カラダに響く
小さな振動に
カラダを任せてみる

今日のわたしは
足に元気を送ってる

昨日
ちょっと股関節の
バランスを崩したからかな


うちには
冷房がない

秋田の夏は
冷房なしでも
夜には冷たい風が吹くから
昼間だけ
その暑さと同居する

時々吹く
気持ち良い風と
ただ寝転ぶカラダと
夏のあつい熱

汗が流れていく

その分、麦茶を飲む

東北の
夏の暑さは
一瞬

お盆を過ぎると
とたん
秋の風が吹き始める

あと少しの
刹那のあつさを
カラダの振動を感じながら

ぼやーーーーーーっとしながら
過ごす
夏の
午後




呼吸するような
カーテンのしたで

栓が抜けたように
汗が流れていく

あつい
あつい
夏の午後に

胴体だけに
タオルケットをかけて

あつさと
涼しさを
カラダに同居させる

さらさらと
流れる汗が
不思議と気持ちよくて
そのままにする

からだの中にこもっていた
熱とか
なにかが

夏のチカラをかりて
そとに
流れ出ていく

自然のチカラで
バランスをとる

わたしたち
にんげんも

地球の自然の
ひとつの在り方

ポカポカなおなかと
吹く風を感じる
足や手、顔が
思考停止を
誘い始める