「The Truth Machine」 | こだわりのつっこみ

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素人が音楽、小説、映画などを自己中心的に語ります。

レベル:中学2~3年生レベルで数時間で読みきれると思います。


ジャンル:ヒューマン


あらすじ(背表紙から):

'Why did you make the Truth Machine?' asked the reporter.
' I love truth,' said Professor Verity, ' and I hate lies.'

'But how does the truth machine work?' asked the reporter.
The Professor laughed. 'That's a secret.'

面白さ:★★


※以下、結末まで話します。嫌な方は見ないでください。












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主な登場人物:

Professor Verity
…the Truth Machineの発明者。
Mrs Seeker…第一の客。
Inspector Sack…第二の客。
Dr Simple…第三の客。


内容:

うそが嫌いで、平和を愛するVerity博士は、本当のことしか言えなくなる装置、Truth Machineを開発しました。
その開発のニュースを知ったMrs Seekerは夫の浮気を疑い、夫に本当のことを言わせるため、次にSack捜査官が殺人や強盗などの容疑者に本当のことを言わせるため、そしてスパイのSimpleは敵のスパイに本当のことを話させるために、それぞれVerity博士のもとへ訪れました。

さて、まずはMrs Seekerの件。夫は彼女の一番の友人と浮気をしていたことが発覚し、途方にくれます。
次にSack捜査官が上司とともに引き連れてきた容疑者たちは自分たちの罪をぼろぼろと自供し始め、容疑が固まったものの、Sackは上司にお役御免といわれ、途方にくれます。
Simple氏が連れてきた敵のスパイも本当のことを話すのですが、彼が「私は本当のことを言ったことがない」という一言に、いったいスパイが話した何が本当のことなのかが分からなくなってしまい、途方にくれます。

Verity博士のTruth Machineはその名のとおり、本当のことをつきとめたのですが、3人は本当のことを知ってしまったことで、不幸になってしまうという皮肉な結果に憤りを感じ、結託してVerityに文句を言いに行くのです。
もちろん、Verity博士は彼らが知りたいと望んだことを知らせただけであり、自分には何の罪もないということを主張しますが3人は、Verity氏をTruth Machineに乗せ、問い詰めます。

すると、平和を愛し、うそが嫌いだと言っていたVerity氏の発言もうそであり、金と権力を欲しいがためにこの装置を開発したということが発覚しました。
怒った3人は、Truth Machineを破壊するのでした。


感想:
 
ずいぶんと勝手な客たちだこと。。。

知ってしまった真実で不幸になったことの逆恨みをするなんて、理解に苦しみます。
真実を知ってしまうことでどうなるか考えなかったのでしょうかガーン

Truth Machineを破壊した3人は、器物損壊で逮捕ですよね、普通DASH!