「GOODBYE MR.HOLLYWOOD」 | こだわりのつっこみ

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素人が音楽、小説、映画などを自己中心的に語ります。

レベル:若干長めですが中学2~3年生レベルなので1日くらいで読めると思います。


ジャンル:アクション?


あらすじ(背表紙から):

Nick Lortz is sitting outside a cafe in Whistler, a village in the Canadian mountains, when a stranger comes and sits next to him.
She is young, pretty, and has a beautiful smile.
Nick is happy to sit and talk with her.

But why does she call Nick 'Mr.Hollywood'?
Why does she give him a big kiss when she leaves?
And who is the man at the next table - the man with sort white hair?

Nick learns the answers to these questions three long days later - in a police on Vancouver Island.


面白さ:★★☆


※以下、結末まで話します。嫌な方は見ないでください。











Goodbye Mr Hollywood (Oxford Bookworms Library)/著者不明
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内容:
美しいカナダのある村のカフェ。トラベルライターとしてこの地を訪れていたニックは、朝食後コーヒーを楽しんでいた際、見知らぬ綺麗な女性に話しかけられました。

彼女はニックに不意に“Mr.Hollywood”とのあだ名をつけ、自らはMystery girlと名乗り、彼女の後に入ってきた謎の60歳位の白髪の男を気にするように、ニックにキスをし、足早に去っていきました。

ニックは彼女が親しげに話してきたことや、最後にキスをして去っていったことを不思議に思うのですが、まんざらでもない様子で、次の目的地、バンクーバーへ向かうのでした。

しかし、バンクーバーに着いたニックを待っていたのは、訳の分からないことばかり。
まず、ホテルに帰る道すがら、急に背中を押されて車に轢かれそうになります。
さらに、帰ったホテルでふと目にした記事に、Mystery girlの写真が。どうやら金持ちのお嬢様らしいのです。
極めつけは、散歩の途中、急に鉄砲で狙われ、追いかけられてしまう。

そして、ニックは思い出していきます。
どうやら、自分を狙っているのが、カフェで見た、60歳くらいの白髪の男らしいこと。
そして、Mystery girlと話した際、彼女の半開きのバックの中から見えた、
「金曜の午後、バンクーバー島のヴィクトリア、エンプレスホテルで会おう」と書かれた手紙。
ニックは、全ての謎を解くべく、バンクーバー島に向かいます。

さて、バンクーバー島に着いたニックは、エンプレスホテルで、男と談笑しているMystery girlを発見。どうやらその男が真の“Mr.Hollywood”だったようで、Mystery girlと交際しているとのこと。
そのことが判明したつかの間、あの白髪の男もホテル内に入り、“Mr.Hollywood”をニックと勘違いしたまま、ニックを銃殺しようとします。

しかし、あわやのところでニックは助かり、白髪の男は警察につかまります。

さて、警察署で事件の全貌が判明しました。

Mr.Hollywoodは、いわば結婚詐欺のような男で、白髪の男は、かつて彼と交際して騙した女性の父親でした。
その女性は裏切りを知った後に自殺したため、その復讐を企てようとして“Mr.Hollywood”を狙ったのでした。

Mr.Hollywoodが結婚詐欺師だということを知っていたMystery girlの父親は、彼との交際を止めるべく、奔走していたのですが、「恋は盲目」状態に陥っていた彼女は、父親から逃げ、さらに父親の雇った追っ手だと思っていた白髪の男性を騙そうという意図から、ニックを“Mr.Hollywood”に仕立て上げたのでした。


感想:

 Mystery girlと、その父親の馬鹿っぷりにはただただ呆れます。

なんの罪もなく殺されかかったニックに対し、なんのお詫びもしません。
しないばかりか、馬鹿親は、
なんの興味もないようにニックを一瞥。

ニックもニックで、もっと怒れよむっ

ストーリーはなかなか面白かったのですが、ラストがイライラしすぎて、なんだか後味が悪かったです爆弾