過去にも書いたかと思うんですが、私、mirvishというトロントの劇場の定期購読をしているんです。
これをすると1年間に7つぐらいの観劇ができます。 お芝居だったりミュージカルだったり。 世界的に有名な作品のワールドツアーであることもあるので、かなり高いクオリティなこともしばしば。
さて。
今回見た作品は
Life of Pie(ライフオブパイ)
小説が原作で、2012年に映画にもなり、日本では【ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日】というタイトルで公開されていました。アカデミー賞では、最優秀監督賞も受賞していますね
劇場につくと手持ちサイズのプログラムが無料で配られるので、開始前にそれを読むのがいつもの流れ。
この作品、原作者はカナディアンだそうです
知らなかった
夫は知ってたっぽい。
そういう情報、彼、シェアしてくれないのよね
さて。役者さん紹介のページではPieを演じる役者さんは、この作品がデビュー作の男性との記載がありました。
デビュー作で、どんなお芝居されるんだろうなー
と思い、お芝居が始まったんですが・・・
あれ・・・?
Pieが・・・・女の子???
映画みてないけど、私の記憶ではPieは男性が演じてた気がする。舞台上では、役者さんも彼女のことをSheの代名詞を使用しているのでやっぱりPieは女の子で間違いない様子。
私、プログラム見間違えてた?
舞台はだいたい途中に1回休憩が入ります。
英語ではintermissionと呼ばれ、日本語では調べてみると幕間と言うそうですね。
intermissionになり、夫に、
「Pieって男の子じゃなかったっけ? でもこの作品では女の子だよね?」
と聞くと
「僕もそう思ってたんだよね」
との回答が。
そこで、プログラムを改めて確認。
そうすると、PieのUnderstudyは女の子じゃありませんか
Understudy(アンダースタディ)とは代役のことで、本来舞台に立つ予定だった役者さんに何かあったりした時に代役で登場する人のことを指します。
これ、けっこう頻繁にあるんです。
私の予想では、事故とか怪我以外でも、毎日演じている役者さんの休憩もかねて、この日は元々アンダースタディでと決まってる日があるきがするんですよね。
もちろんアンダースタディの人もオーディションから選ばれているので、素敵な役者さんであることは間違いないです。
でも、通常ならアンダースタディの人が登場する日って、プログラムに小さい紙が差し込まれていて、
「今日はこの役はアンダースタディのこの人が担当します」
って書かれているんですが、それがなかったので、アンダースタディとは思ってなかったの、女の子のPieに驚いた?混乱した?のもあったと思います。
でも、作品としては、Pieが女の子でも何の違和感もなかったし、役者さんもとても素敵な演技をされていました
さてさて。
この作品、登場人物自体は少ないんですが、感動するのが、動物の動き
これ、人が中に入って(?)、動物を演じるんです。
ライオンキングのミュージカルとかもそうですね。
その動きが、本当に動物っぽくて、もちろん見た目は人形なんですが、人が中に入ってることを忘れてしまう瞬間があったぐらいでした。
この作品、インド人家族が船でカナダに向かうというストーリーなんです。
作品内で使用される言葉は英語なんですが、インドのアクセントがしっかり。ストーリーに忠実っちゃ忠実。笑
なので、英語が第二言語の私にとっては、インドのアクセントの英語を理解するのが難しい瞬間がありました。 これ、イギリスが舞台の作品でもよくおこる
今なんて言ったんだろう・・・
と思った瞬間は何度かありましたが、でも、全体的にはとても素敵なお芝居で楽しめました
映画ではどんなふうに描かれていたのか興味があるので、近いうちに映画もみたいと思います