私の友人カップル、14歳ぐらいのお子さんがいます。
何度かこの子には会ってるんですが見るたびに大きくなっていて、子供の成長って早いなーという事を実感します。
さて、私、先日、洋服の整理をしていて、いくつか着なくなった服があって整理していたところでした。
その直後、この友人に会い、
「息子くん大きくなったねー。服買っても買ってもサイズが間に合わないんじゃない?」
という話になりました。
私と息子くんは、私の方がまだ背は少し高いですが、細めの体型で、たぶん私が着なくなった洋服が十分着れると思い、
「ほとんど新品や状態が良い服で、でう着ない服あるけど息子くん着るかな?」
というと
「ぜひ引き取るよー」
という回答だったので、私がきなくなった洋服をいくつかまとめたんです。
でも、用意はしたものの、なかなか持っていく行動に移せない私。
その理由が
自分が子供の頃のお古の思い出
からなんです。
私は7つ上の兄がおり、また家族ぐるみで仲良くしている、少し歳が上の近所のお兄ちゃん的な人が複数いました。なので、私は、子供の頃、自分の洋服というのはなくて、ほとんどだれかのお下がり。
小学校の入学式の洋服も誰から借りたのか、どんな洋服だったのかはっきり覚えています。
七五三も、兄は新品一式を用意されたんですが、私は七五三自体もやってもらえず、号泣して、最終的に、知り合いの洋服レンタル店で洋服を借り、祖母の家で写真をとって終わりでした
また、私の地元には、割と大きな規模の秋祭りというのがあります。
そのお祭りで、参加者は、「腕守り」というのをつける風習があるんですが、これも私が初参加の年に、兄のお下がりを渡されました。
兄は自分のを2つもってて、一個は名前の刺繍入り、もう一個は名前なし。
その名前なしの方を渡されたんです。
「お下がりなら行かない」
と泣き喚いて、ギリギリに自分の名前刺繍入りの新しい物を作ってもらいました。
水色の腕守りに金の鷲・自分の名前の刺繍が嬉しかったなー。。。
(この数年後には祭り嫌いになって、使わなくなるんですが)
これらの経験から、私は誰かのお古・お下がりというものにあまり良い思い出がなく、友人の息子くんも、「お下がりなんてもらっても嬉しくないかも・・・。」と思ってしまい、これが理由でなかなか持っていく気持ちになれません。
友人が引き取るって言ってくれてるから持っていけば、あとは、息子くんが着るか着ないかは本人が決めてもらえばよいけど、ゴミになっても申し訳ないなと思う気持ちもあったりもします。
私は子供がいませんが、大人になった今ななら、当時の親の気持ちはわかります。 1回しか着ない物にお金を使うのももったいないし、誰かが貸してくれるならそれで良いですよね。
そう言えば、私も夫も次男なんです。 過去に、「いつも兄のお下がりだった」という話をした事があって、もしかしたらそういう所の価値観が似てるのかもしれません