さてさて。
昨日、プライドシーズンが好きじゃない Part2を書いたところなんですが。
やっぱりプライドって大事!!
と思った出来事あったんです。
私、いつも使っている美容液がなくなりかけてたので、Eaton Centre(イートンセンター)というトロントのダウンタウンにあるショッピングモールに行くことに。
ちなみに、私のお気に入りのブランドはKiehl's(キールズ)、それも、店頭では23日まで20%オフ中ということで超ラッキー 来週でいいかなーと思ってたんですが、今日行っておいて本当によかった。
Eaton Centreを歩いていると、天井には巨大なレインボーフラッグがあったり、一部のお店の店頭には、レインボーの飾りがあったりと、プライド月間を感じさせて、なんだか、少し安心した気分になったんです。
昨日のブログで書いたような、不安な気持ちが、取り除かれたというか、穏やかな、暖かい気持ちになりました。
さて、モールの一部エリアで、Queer Marketというのが開催されていて、おそらくLGBTQ2+の当事者によると思われるポップアップショップみたいなのができていたんです。
そこで、保護者と子供と思われる人が商品を手にとってお買い物をしていたんですよ。
その姿を見て
「この子は、理解のある親に育てられて良いな」
という気持ちになりました。
嫉妬ではなく、未来が明るくなる気持ちです。
この子はストレート(異性愛者)でも、LGBTQ2+でも、どんな自分でも親から愛されてるという実感して育つんだと思うんです。そして、ストレートであればLGBTQ2+に理解のあるアライ(味方)なるでしょう。
もちろん、保護者と思われる人がLGBTQ2+当事者の可能性もあったと思います。
その光景をみて、気持ち良い気持ちでモールを後にする私
その後、用事があって、トロントの路面電車、ストリートカーに乗って移動することに。
そこで後ろに座った人たちから「プライド」という言葉が何度か聞こえてきたので、耳をすませてみたんです。
彼らは、街がプライドカラーになることが不快でしょうがないという
「どこもかしこもレインボーで気持ち悪い」
「ここで降りない方がいい。すぐ近くにレインボーがたくさんある。」
なんて発言を大声でしてたんですよね。
あえて周りに聞こえるように。
昨日は、プライドによって、ホモフォビアが目に見えてきてそれが不安につながると書きましたが、不安になるというより、実際に耳にするとプライドは、こういった膿を出す作業なのかなって思ったんです。
同時に、「なぜ彼はこんなふうに考えるんだろう?」って考えたんです。
そういえば通っているセラピーで言われたんです。
他人を攻撃する人は、何かしらの問題を抱えている事が多い
って。
SNSやニュースコメントもそうですよね。 実際にネガティブコメントとかを残す人って、日常生活に不満を抱えている人が多いって聞いたりします。
サンドバッグになる側はたまったもんじゃないですが
もしかしたら、ストリートカーの彼らは、自分はしんどい毎日を送っているのに、LGBTQ2+の人が楽しそうな日常を送っている・祝われていることにイライラしているのかもしれない。
自分が充実した人生を送っていたら、幸せを感じられていたら、他人がどうしようかなんてどーでもいいはず。
彼は大きな声でLGBTQ2+の人への嫌悪を表すことによって蔑み、そして自分を持ちあげ、幸福感を得たかったのかもしれません。
でも、そんな彼らの発言に、落ち込まずに冷静に考えられたのも、その前にモールで、プライドの光をたくさん浴びていたおかげでしょうか
まさに、光が当たれば影が現れる。
お祝の意味の光も、戦いという意味の影も、どちらもプライドにとって大切な要素。
あらためてプライド月間の大切さを感じました。
ちょっとだけまた強くなれた気がします。