日本の実家に到着したその直後、母から
「〇〇(兄)がすでに仕事から帰ってきてるから、お土産もって行ってきなさい」
と言われる。
私、兄がそこまで好きではない
好きじゃないとは違うか。
嫌いなわけでも無い。
ただ単純に
合わない
私と兄は7歳離れており、子供の頃から一緒に遊んだ記憶もないんです。
兄と楽しい思い出はあまりなく、思い出すのは意地悪されたことばかり
さて、母は、兄が大好き。
その兄が私と仲良くしているのが嬉しいらしい。
って、もう兄も私もただのおじさんだけど。
兄のフロア(実家は1階が両親、2階が兄家族の二世帯)に行き、帰ってきたことを伝えると、兄は、夕飯を終えて、食後の一杯を楽しんでいるところ。
さっさと降りようと思ったら
「ちょっと座っていきなよー」
と引き止められる。
あー、面倒
でも、断る理由もないので、とりあえず椅子に腰をかける。
仕事は忙しいのか?
カナダの物価は?
カナダの生活水準は
お給料は高いのか?
といったことを聞いてくる。
病気したりしてない?
幸せにくらしているか?
なんて事は一切聞いてこない
「最近どこかに旅行に行ったのか?」
と聞かれたので、ここ最近だと「こことここに行った」と伝えると
「お前は自由でえーなー。俺なんて家でお酒飲む事しかしていない」
と言われる。
私は自由だから良いのか?
なんかとても違和感を感じたので
「確かに僕には子供もいないので、あなたに比べれば自由も多いかもしれない。 しかし、あなたは私の持っていないものをたくさん持っている。子供と過ごす時間も、子供の成長を見守ることも、私にはできない。」
と、やんわり伝えました。笑
これ言われたの初めてではなく、帰国して会話をするたびにほぼ確実に言われるんです。
「お前は自由えーなー」
でも、この言葉は、性格のひんまがった私には
「お前は何の責任もない人生で気楽だな」
と言われているような気にもなるんです。
兄が私の人生をうらやましいと思っているとは思えない。
そういえば、「自分の人生は幸せだ」と言えない人が日本人には多い気がするんです。
自分の人生が幸せと発言する事は、驕りととらわれ、叩かれる対象になることもあるだろうし、あえて、不幸せをを演じる事が、社会で行きていく上で、人間関係をスムーズにすることも多いようなきがします。
「お宅は幸せでいいよね」
と言われたら、ほとんどの人が
「そんなことないですよー」
と回答するのではないでしょうか。
昔の私だったら、同様に答えていたかもしれませんが、今の私は
「そうだね。不満を言ったばちがあたるよ。」
回答するでしょう。
カナダでは、自分の幸せをシェアする人が多いのに対し、
日本では、自分の不幸せをシェアする人が多いのかもしれません。
もちろん全員がそうではないですけどね
一応、出羽守、炎上対策として伝えておきます。笑
最近、出羽守って言葉習ったんです