兄には3人の子がいて、一番上の長女が現在、中3で高校受験の年。
目指しているのは、私が通っていた高校。
自分で言うのもなんですが、まーまーの進学校なんです。
当時の私は
<勉強して良い成績を残すことが、私の人間としての価値>
と思っていたところがあり、親からの愛情を受けるため、認めてもらうための唯一がテストで良い点を取って、良い高校に入ることと思っていたところがあったと思います。
<人から愛されるには何かをしなければいけない>
この感覚で育ってきてしまったので、大人になった今、人間関係において苦労することがあったりもします。
現在、セラピーに通ってこの思考の変換を試みているのですが、長期間この生き方でやってきたので、なかなかそう簡単には考え方を変えることはできないですね。
<私が私でいるだけで愛される>
という感覚が私の中にはあまりないのです。
それを唯一感じれるのが夫で、だから夫を人生の伴侶として選んだのでしょう。
あ、なんか惚気っぽい
さて、姪に話を戻し。
めちゃくちゃ勉強頑張ってるんです。
昨日、家族で姪の高校受験の話になり、私の親が
「〇〇(姪)は、〇〇高校に行きたいんやんなー」
なんてことを言うわけです。
その発言にすごいもやっとしてしまったんです。
本人が
「私、〇〇高校目指してるんだ」
というのは問題ないんです。
でも、周りがこういう発言をすることに、とても心苦しさを感じてしまったというか。
ここで、先に話したこととつながるんですが、
目標にしている高校に受かることが、彼女の価値
と思わないでほしいんです。
私の幼馴染の子で、高校受験に失敗し、とっても明るかった子なのに、その後引きこもりになってしまった子がいるんです。 受験の話を聞くと、彼のことをよく思い出します。
なので、母の発言の直後に
「そーなんだね! 目標を持つことは良いことだから頑張って でも、高校受験は人生のゴールではなく通過点。どこの高校に行くことになっても、いろんな夢を見つけてね
」
と姪っ子に伝える、心配性のおじさんの私。苦笑
目標を見つけられること
目標に向かってがんばれること
それだけで素晴らしい
「辛くなったら、カナダにおいで」
と言ってあげることにします。笑
大人になった今、
「どこの高校通ってたの?」
なんて聞かれること、地元の人と出会わない限りまずありません。
特に外国に住んだなら、誰もあなたの高校なんて知りません。笑笑
カナダで生活していて、私が学歴について聞かれたことといえば、
「大学では何を専攻していたの?」
ということだけ。
大学名も聞かれたことはありません。
ま、これは私が日本人で、カナダ人同士であれば、どこの学校に通ってたかと言うやりとりはあるかもしれませんが。
あー。
おじさんでこんなけ心配しているのに、親ってどれだけ子供の心配しなきゃいけないんだろう・・・。
私、ぜったい心がもたない