先日、バンクーバーでバスとシーバスがストライキにより運行。

多くの人の移動の影響を及ぼしました。

 

ニュースを見てみると、今現在まだ同意には至っていないため、またこの先、電車も含めて運休になる可能性もあるとのこと・・・

 

 

カナダでストライキが発生するとよく耳にするのがCUPEという言葉。

 

Canadian Union of Public Employees

 

という労働組合の略でCUPEと言います。

確か、キューピーって発音するんですよね。

 

マヨネーズ笑い泣き

 

 

日本語訳すると

 

カナダの公務員による労働組合

 

になるでしょうか。

 

 

私が、カナダにきて驚いたことの一つなんです。

 

日本では、公務員のストライキが禁止されていますよね。

しかし、カナダでストライキを行うのは、公務員の人たちが多い。

 

 

なので、ストライキが起こる度に、私たちの日常生活に影響が出ます。

 

今日は私自身が体験した+夫から話を聞いたカナダのストライキについて書いていきますね。

 

 

① ゴミ収集の方のストライキ

 

これは私がカナダに来る2年前に行われたストライキ。 ゴミ収集車が来ないということは、当然ゴミが収集されず、町中にゴミが溢れますゲッソリ 

 

調べてみると、この時は市内のいくつかのエリアに、特別のゴミを持っていける場所ができたそうですが、それでも日常生活に影響はあるでしょう。

 

 

② スーパー

 

公務員ではないですが、昨年末起こったストライキ。Metroと言われる大手スーパーで一部店舗がストライキに突入。不思議なことに、Metroの全店舗ではなく、一部の店舗のみ。

 

なんで?

 

と思って、夫に聞いたところ、Metroの労働組合は、全店舗が入っているわけではなく、一部の店舗のみ加入していて、その加入店舗だけがストライキに入ったそうです。

 

けっこう突然ストライキにはいったので、すでに仕入れ済みの傷む食材の無駄とかが問題になっていました。

 

ただ、スーパーの場合は、他のお店を選べば良いので日常生活にそこまで影響はないかもしれません。

 

 

③ 学校の先生

 

私は子供がいないので影響はありませんでしたが、確かコロナ禍の時に学校の先生がストライキに入ったんですよね。 

 

学校の先生がストライキにはいると、当然学校は閉鎖。

 

コロナ禍だったので、自宅勤務の人が多く、自宅で仕事をしながら、お子さんの世話をする家庭が多かったり、また、仕事に行かないといけない人は、誰かお子さんをお世話してくれる人を探す必要があったりと大変だったニュースで見ました。

 

 

④ 学校の用務員さん

 

カナダでは用務員さんが、学校の開け閉めや設備のケア、学校のお掃除を行います。

学生じゃないし、子供もいない私の生活なんですが、これが影響があったんです。 

 

その理由がバレーボール。

 

私、週2回でバレーを行なっているんですが、バレーが行われるのは学校の体育館。 私の参加しているリーグは、けっこうな金額を使用料として払っています。

 

用務員さんがいなくなるということは、体育館の鍵を開けたりしてくれる人がいなくなるため、体育館の使用が不可に真顔

 

これで何度かバレーキャンセルになってしまいました。

キャンセル料の返金はなしうずまき

 

 

⑤ CRA

 

CRAはCanada Revenue Agencyの略で、カナダの税務署にあたります。

この税務署がストライキに突入したことがあります。

 

カナダではタックスリターン(源泉徴収?)を各個人で行う必要があり、毎年2月〜4月までが昨年のタックスリターンの提出期間となり、この時期をすぎると、納税の場合は罰金が発生することも。

 

この、提出期間の間にストライキに突入したCRA絶望

 

ovrseeでは、タックスリターンの代行を行なっており、

 

困るんですけど!!!

 

となりましたが、大きな問題なく無事ストライキ終了しました。

 

 

⑤ カナダじゃないけど、電車

 

これは、イギリスでのお話。 2022年にイギリス旅行に言った私たち夫夫。

 

ロンドンで数日過ごした後に、Bathと呼ばれる街に電車で移動する予定だったんです。 古い建物が多く、NetflixのBridgertonという、私たちが見てる人気のドラマの撮影舞台でもあったので、とても楽しみにしていたんですが、そこに向かう当日に電車がストライキに突入滝汗

 

代わりのバスもほぼ満席で、Bathに向かえても、ロンドンに戻る方法ほぼない。レンタカーぐらい?? 

 

そして、ロンドンに戻る日は帰国の飛行機に乗る日なので、リスクが大きすぎると夫と話して、Bath行きをキャンセル。

 

当日キャンセルなので、Bathで予約していたホテル代も戻ってこない・・・

 

Bathに行かなかった分、Londonで他の観光地を行けたのは良かったけど、やっぱりBath行きたかったなー。

 

 

 

 

公務員のストライキに慣れていない日本人の私は、心のどこかで、民間人の生活を困らせることによって、要求を通そうとするこの公務員のストライキに苛立ちを感じてしまう事があるんですが、カナディアン夫は慣れているというか、当然というか、これが日常なので、

 

「これが北米スタイルだよ」

 

と言われておしまいでした。苦笑

 

 

個人的には、先生や用務員さんのストライキには納得というか、あれだけ仕事大変で、世の中もインフレが進んでるから、そりゃ要求があるのもわかる。

 

という考えだったんですが、

 

CRAはいつも仕事をしていて、仕事の雑さ、適当さ、対応の悪さがめちゃくちゃ目立つので、

 

いやいや!この仕事のクオリティでもっとお給料ほしいって、まず仕事きちっとやってから言ってよムキー

 

と思ってしまいました。

 

 

ちなみに、銀行員の夫に

 

「なんで銀行の人はストライキしないの?」

 

と聞いたら、

 

「銀行にはユニオン(労働組合)がないからね。」

 

という回答でした。

 

 

カナダに来て10年ちょっと経ちますが、まだユニオンの仕組みがよくわからない汗うさぎ