今回は、あの遠藤保仁さんも2016年シーズン注目のチームと語る京都サンガの総括&展望記事です。
うーん…2015年の総括。総括…… 総括ですか…
あまり振り返りたくはないですが仕方ないですね…
①時系列で振りかえってみる
②簡単な総括
③2016年の注目ポイント
④まとめ
↑こんな感じで簡単にふりかえります。ずっとドヨーンどする内容だけど、3番目の注目ポイントまで耐えよう。良いことあるよ(たぶん)
面倒くさいって人もまとめだけでも読んでね\(^o^)/
①時系列で振りかえる
2014年中、今井 前社長がタイに直接交渉しにいくなどして和田氏を監督に招聘
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2014シーズン最終節、川勝 元監督が意味深コメント残す
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和田昌裕氏 監督就任
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契約が残っていた10番工藤を移籍金0で流出
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元韓国代表キムナミル、元日本代表DF山口智、佐々木勇人、元韓国代表ファンジンソンらベテランを乱獲
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和田監督「補強のリクエストはない」
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「徳島から借りてたドウグラス(※後に2015Jリーグベストイレブン)よりダニエルロビーニョのほうが和田氏の掲げる縦に速いサッカーに合う」でドウグラス買い取りではなくダニエルロビーニョ獲得
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大黒、山瀬の元日本代表勢+原川力、杉本大地らユース育ちのリオ五輪世代代表も居ることからネームバリューだけはあるチームに
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2015シーズン開幕
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開幕して4節ほどでキャンプから準備してきたはずの両SBのオーバーラップを活かした脳筋サッカーが完成度の低さもあって詰む
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4月1日。5節 コンサドーレ札幌戦にてこれまでのサッカーを放棄。前半45分間ひたすら殴られ続けるも後半個の力で2点取れちゃって謎の勝利
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やはり札幌さんが恵んでくれただけで、これ以降攻守共に形のないサッカーを展開し戦績も低迷
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4月中。和田監督、辞任しようとするも今井前社長によって却下
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6月、トップ昇格1年目の奥川雅也がレッドブルザルツブルクへ完全移籍。同時に移籍金数千万ごときで買い漁りに来たイングランドの名門リバプールのケチさが京都新聞によってバラされる。
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ずっとJ2 18位ぐらいをさまよう
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6月後半~7月頭、今井 前社長「監督をクビにするつもりはない」
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7月10日、和田監督解任。石丸ヘッドコーチが後任として監督就任。やったぜ!!!
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成績こそなかなか伴わないもののサッカーの内容は信じられないほど改善。サンガサポ一同、バドゥ解任以来2年連続2度目の監督交代による喜びを感じる
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8月5日、今井 前社長辞任。山中大輔氏社長就任。やったぜ!!!!!!!!!! 異例中の異例、社長がクビになる事態も京都サポ皆喜ぶ
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石丸京都、8月無敗!!! 11月までリーグ戦無敗!!
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なおその間に連続引き分け数Jリーグ記録達成。8月23日から始まり11月1日に勝利するまで延々とドロー沼
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2015シーズン最終節。サンガ一筋12年、中山博貴引退
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最終節後、大黒将志「もっとレベルの高いチームでやりたい」発言
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湘南よりチョウキジェ監督引き抜き決定的の報道
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キジェ氏破談。残留に導いた石丸監督続投
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怒濤のオフシーズンへ……
②簡単な総括
3点に分けて軽く総括を。
【1.和田氏就任~解任】
正直いって和田氏は期待はずれもいいところでした。「堅い守りから素早い攻めに転じ、ゴールを固められる前にこじ開ける。失点はシーズン30点台を目指す」などとあへあへ勝ち点&ゴール100点おじさんバドゥとは違ってまともなコメントで少し期待を持たせるも蓋を開けてみると攻守共に決まりごとの少ないアバウトサッカーで無事自滅。人が良すぎたのか選手の意見を尊重しすぎて彼の色など全くなかったですね、はい。てかそもそも和田氏の色とはなんや?????
しかしながら彼もまた被害者の一人であることに変わりはない。サッカー素人の前社長が現場介入、「強化部主導で獲得した選手が居なかった」という闇に飲み込まれたのは確か。それ差し引いても酷かったけどな!!!
【2.異例のシーズン途中の社長交代】
監督招聘、選手強化、さらに選手起用など、サポーター間でささやかれていた前社長による「現場介入」が事実であったという闇。クビになって当然。もう顔も見たくない。ずっと何処かで餅は餅屋という言葉の意味でも辞書で引いていれば良い。
変わった山中大輔社長は前社長と違って強いリーダーシップを発揮、「サッカーは素人」と語りながらも自らが京セラで学んできたマネジメント力をクラブ・チームの強化、特にビジョンの形成に上手く活かしており今後に期待。
(どんなビジョンかについては2016年の注目ポイントで言及しますヽ(・∀・)ノ )
【3.ユース出身選手の流出】
今オフ、4人のユース出身主力選手がJ1クラブへ流出した。U-23代表MF原川力、J2トップクラスドリブラー伊藤優汰、京都の至宝宮吉拓実、小4より13年サンガ一筋駒井善成。チームの顔でもある彼ら4人の流出は戦力的にも興行的にも大変痛い。
なによりも、彼らは決して京都サンガというクラブが嫌いになった訳ではなく、アスリートの本能・欲求としてより高みを目指す上で、J2
6年目の京都サンガでのプレー続行では色々と無理があり、これ以上限りある選手生命を無駄にすることはできないという苦渋の決断の上に起きた移籍というのが大変心が痛む。
もしも2012~13年に昇格POで敗退せずJ1に上がれていたら???もしもこのクラブが前社長のような人間によってかき乱されていなければ…???
たられば話ほど虚しいものはないが、きっと筆者が駒井善成浦和レッズに完全移籍のお知らせリリース&ファンサポーターへのコメントに大粒の涙を流すことは無かっただろう…
一言:まぁ要するに2015年シーズンはダメだったって事ですね!あはは!
③2016年の注目ポイント
さて、ここからは明るい内容ですので安心してください。
この4つの注目ポイントを読めば、このブログを読んでくれている貴方はきっと京都サンガというクラブの未来に賭けたくなるはず…というか、いますぐ一緒に投資しよう
【1.サンガバリュー】
やれビジョンが無いだのあれこれ言われてきたし実際ビジョンなどなかったこのクラブにようやく目指すサッカー像ができた。
それが『闘争心を持ち、フェアプレーに徹し、最後まで全力でプレーする』というサンガバリューである。
昨シーズン終盤にこれまでの反省からこの理想のサッカー像を言語化し、これからはトップチームのみならずU-18&U-15などの育成年代においてもこのサンガバリューを体現していく。このサンガバリューの素晴らしいところは「パスを繋いで攻撃的に~」などのような陳腐な発想ではなく、サッカーというスポーツに必要不可欠な要素かつ戦術等を縛り付けるものではない点が素晴らしい。2014ブラジルW杯以降「自分たちのサッカー」という言葉にアレルギー反応を起こす人が多いが、こういう自分達のサッカー像はチーム強化の観点と興行的な観点の両面から見て本当に素晴らしく、未だに訳のわからないチームが多いJリーグの中でこのような理想を掲げた事を誇りに思う。ビジョン、嗚呼なんと美しい響きか……!
そして2015年オフの補強はこの「サンガのサッカー」を体現していく上で必要な選手や指導者を獲得した訳であって、場当たり的な補強で凌ごうとする多くのJクラブとは質が全然違うんですよ、ふふふふふ
【2.イケメンが多い!】
例年イケメンが多いのに関西一地味な京都サンガでしたが今年はとうとう陽の目を見そう。
新加入組だと、アンドレイはイタリアの血統を引くイケメンブラジル人
堀米勇輝はかわいい王子様系イケメン
元日本代表GK菅野孝憲は太陽にほえろ系イケメン。渋い。
復帰組だとU-23代表候補DF高橋祐治。
まぁ他にも居るんですがこの辺で。
彼らには西京極スタジアムorサンガタウン城陽で会えるよ!来てね!
【3.下部組織が凄い】
つい先日、リオ五輪への切符をつかんだ手倉森ジャパンことU-23サッカー男子日本代表。その中にサンガユース出身者はなんと3人!
原川力(川崎フロンターレ)、久保裕也(ヤングボーイズ)、杉本大地(徳島へ期限付移籍中)の3名は京都が育てた選手達。また予備登録メンバーも含めると、ここに高橋祐治と山田元気も加わる。日本サッカーの発展に大きく貢献していると言えますねー
京都サンガは育成型クラブを標榜し、この10年間下部組織の整備に努めて来ました。昨年はU-15が高円宮関西リーグ無敗優勝&JFAプレミアカップ優勝を果たし世界大会に出場!
貴方がサンガのチケットを買って西京極に行く行為が日本サッカー界の発展にも繋がっているんですよ~~~
【4.西京極スタジアムが変わる!】
長年“ドット絵”などと揶揄されてきた電光掲示板がついにカラービジョンへ!
これまでできなかったゴールシーンのリプレーや選手紹介の派手な演出などが可能に!隣のわかさスタジアム(野球場)は昨年からビジョン付いてたけど!
その他にもトイレを優雅な香りで満たす試みや、昨年好評だった「サンガ○○部」と称したスタジアムグルメ企画の継続等、西京極を華やかにする試みは沢山!西京極に来てね!
④まとめ
2016年の京都サンガは勝負の一年である。
クラブ組織の崩壊。その結果もたらされたJ2 17位という史上最低の成績。ユース出身選手の同時大量流出…
真面目な話、2015年上半期の状態のままズルズルと行けばファン・サポーターとスポンサーなど京都サンガに関わる全ての人からの信頼を損い、J3降格やクラブ消滅という最悪のエンディングも十分にあり得た。
が、しかし、新社長のもと、ビジョンの形成→一貫性のある補強と、いままさに至極真っ当なサッカークラブに生まれ変わろうとしている。
チームを預けられた石丸監督の腕も確か。攻守共に主導権を握りつづけるアタッキングサッカーの実現に向け、ハードワークと素早いトランジションを信条に、高いラインを保ちながらのゾーンディフェンスと複数名が連動する攻撃の整備に務めた。(例えるならザックJAPANのサッカーといったところであろうか)
良いチームに仕上がりつつあります。
手塩にかけて育てたユース出身選手のJ1流出、近隣の市立吹田やノエビアスタジアムなどと比べて過酷な観戦環境にある西京極、収入の多くは広告料収入…
などの現状をカバーする為には、京都サンガというクラブが生き残る為には、ここで大勝負に出て勝ちを納めなければならない。
今年のチームスローガンは「一丸 蘇る不死鳥(サンガ)」。
一度組織として死を迎えていたところから、チーム・クラブ・サボーター・スポンサー・ホームタウン…サンガに関わるすべての人が一丸となって“サンガバリュー”を体現して人々を魅了し、J1昇格とタイトルを掴み取る。オンリーワンでありナンバーワンのクラブになる為に。
私はこの壮大な理想を今年の京都サンガならば実現できると信じています。いや、他人事ではいけないですね。信じなければならないし共にやらなければならない。非常に楽しみです。
最後に、
京都サンガに関わる全ての皆様。今年1年「一丸」となってJ1昇格と天皇杯優勝を掴みとりましょう。
京都サンガを応援していない方。京都サンガはいいぞ。ファンクラブ会員になれば背表紙がサンガverのスプラトゥーンなイヤーブックも貰えるし、いますぐ投資しよう。この記事を読み終わったらクラブHPへGo!
えー、長々と駄文をつづってまいりましたが、2016年シーズンの日本のサッカーシーンにおいて主役となるであろう京都サンガF.C.の躍進の“序章”として、楽しんでいただいたのであれば幸いです。今年のサンガに期待しちゃってください
P.S. @関西の学生
関西サッカー観戦サークルTifosiには、こんな見てる側が恥ずかしくなるようなブログを書いちゃう人間から、入って初めてサッカーを見たという人間まで沢山いますので、興味をもったら近く発表する予定の春新歓に参加してね!参加しなくとも京都サンガを応援してね!
今度はスタジアムでお会いしましょう。では、また