妹の結婚式は小さなレストランウエディングでした。職場の人は一人も呼ばず、友人と親族だけでとてもアットホームなパーティーでした。


パーティーの司会、通称ムッシュ。
 
形式ばった事は一切せず、余興も友人代表も手紙も何もなく、ただ新郎新婦とお食事をするというものだったのですが(ケーキカットはありました)、ムッシュのダンディーな声と年配の親族を喜ばせるくだらない冗談とノリのいい新郎新婦の友人達のお陰で、とても和やかな時間でした。


興奮する気持ちを抑えていたつもりでしたが、私はかなりそわそわしていたと思います。北海道弁でいうと、おだってたって感じでしょうか。


あまりにアットホームなせいで(私の)心の準備も出来ないままいきなり新婦入場。


父と妹が二人で歩いてきました。


写真撮らなきゃ!でもしっかり見なきゃ!ビデオも撮りたい!
なんて思ったけど、何一つ出来ずいきなり泣いている自分をバレない様にするのに必死でした。

だって妹も早速泣いているから。。。


父はちゃんと新婦の父、出来ました。


実は、その日の昼間にいきなり何かの回路が繋がった様にシャキッとしたのです。何をもってシャキッとしたかというと難しいのですが、他愛のない発言で母も私も「なんかいつもと違う」と思ったのです。

きっと兄家族が来て、親族も、自分の兄妹も来て、自分の娘の結婚式で、嬉しかったのでしょう。元々、社交的な父でしたし、ワイワイ楽しむのは好きな方だったので・・・。
昔の自分を思い出したのでしょうか。



バージンロードを無事に歩けたら、もう後は安心です。



可愛い妹の結婚式を楽しむだけ。










でも最後の最後にムッシュがやらかしてくれるのです。



つづく



今回の帰省は妹の結婚式も兼ねていたので本当にあっという間に過ぎ、私はもう戻ってきてしまいました。

父の物忘れはどんどん進んでいる様子でした。


でも、一人でコーヒーやパンを買いに行けます。
クリーニングも取りに行けます。
毎朝おいしいコーヒーを淹れることも出来ます。


毎度の事ですが、小さな事、大きな事、沢山ありました。また少しずつ記録を兼ねて書いていきたいと思います。



帰った初日は1ヶ月前に出産した友達が検診の後、家に遊びに来てくれました。

本当に小さくて可愛くて、父は「見飽きないなぁ~」と何度も言い、ずっと眺めていました。


その日は母の誕生日。

2日後に迫った妹の結婚式の為に父の髪を切り、私は久しぶりにまともな夕食を食べ、家族でケーキを食べ、なんてことのない時間がとても幸せに感じた初日でした。



でもそんな久しぶりにバタバタした1日は父にとっては少し疲れてしまった様です。



結婚式、無事に終れるかな。と少し心配にもなった初日でした。


photo:01




ちょうど一年前もこの景色を見ながら札幌の街をブラブラ。

一年前から色んな事が変化しました。


札幌はすっかり涼しくなっていて秋の気配。風が冷たくて心に染みます。


父は変わらず元気でした。


私の事を何度も妹の名前で呼ぶけどねー。