現行アクティトラックの3インチリフトアップキットの開発から構造変更までの道 | 『OVER-TECH』 の ブログ

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オーバーテックで掲載されていながら開発が完了していなかったHA8/HA9アクティトラック。

完全な製品にするべく車両探しから始まりましたがベースとなれば良いのでとにかく安いのを探したところ、千葉の某店舗さんより12万円という破格値で四駆のマニュアルがあるよと教えていただき、事故がないことを確認して注文しました。

秋田育ちでサビがひどいのと25万kmということで転売は厳しいなと思いながら引き取りの日の前日に先方から連絡があり、オルタネーターが死んでるみたい😅と、、幸先悪いのですが先方は交換作業ができないので自分でやってください!その代わり陸送費は持ちますと。

既に自賠責も切り仮ナンバーも借りていたので交通費以外は支払い済みなんだけどな、、と思いながらもそれで承諾、数日後手元にアクティがやってきました。

とりあえず動かないことにはとリビルトオルタを手配して搭載、これがまた取り替え難儀でした😩。

そこからやっと開発が始まりました。

過去にやったことはあったので途中まではサクサクと進み、四駆のネックである切断、溶接もしっかりと行います。


基本はボディリフトなのですが特異なのはタイロッドエンド。

本来はナックルの下からタイロッドが刺さりますがリフトアップにより届かなくなり急角度になってしまうので逆転させ上から刺さるようになっておりさらに角度の補正のためアダプターも挟んでいます。このアイデアはなかなかではないでしょうか。

そんなこんなでやっと完成したアクティ。

この時は一時的に15インチを履いていましたが、先程のタイロッドのアダプターを付けたことで14インチ未満が履けません。
でも15インチでは車検は通りません。

そんなこともあって14インチで車検が通るタイヤを探しました。

最初はヨコハマタイヤのパラダが見つかったのですが幅も広すぎて外径も大きすぎるので却下、とある情報により新しいジオランダーX-ATに145R14Cという外径もそこそこで幅も同じ、ロードインデックスもクリアというベストなタイヤがあることがわかり早速手配しました。

ホイールはもちろんオリジナルのX-LINE DG7で今回はマットブロンズをチョイス。




いかがなもんでしょう😁MTより静かですがデザインはMTっぽく好みです。

取り付けたらこんな感じに。

外径は少しだけ大きいけど許容範囲でしょう。

これで構造変更車検の準備は整いました👍。


毎度のことながら構造変更は何を言われるか分からないのでとっても不安、、聞かれてもいないのに毎度でーす‼️😎なんて常連っぽさで虚勢を張ります🤔。

コース自体で落ちる要素はなく気になっていたスピード誤差もメーター読みで38kmくらいでパッシングでOK🙆‍♂️思っていたほど狂ってない。

ここから悪魔の構造変更の確認。
流行りの『直前直左』も対策したドラレコにより問題なし。

なのでここからあと15分くらいで終わるなーって思っていたがここからが長かった😅。

担当検査官が何度も下を覗き込みどこかを指しながら誰かと話をしている。

とても不安だ😰。。。

待つこと1時間。

車を外に出してお待ちくださいと。

多分受かったんだ😅と思って待つけどなかなか車検証が出てこない、、また不安に襲われるが結果としては合格‼️

構造変更と言っても必ず○改になるのではなく簡単な測定による記載変更でも大きく分ければ構造変更なので、きちんと取り付けし対策すれば何も怖くないのである(でも怖いのよぉ)。
検査官の判断で良い悪いが決まってしまうことも多い改造車検は毎回不安である。

これで2年間は走れることになったアクティくん。今までホンダ車の経験があまりなく、パワステに違和感はありますが乗りやすくとても速いので凄く気に入ってしまいました。

ボロいのが逆に愛着湧くというかね☺️。